みなさんは「常識」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
そんなのは当たり前だ!馬鹿にするな💢と思うでしょう。
今回は私の経験をもとに常識について考えてみました。
「常識」という言葉の意味

とりあえず、「常識」という単語の意味を調べてみました。(受験生が好きな奴です(笑))
普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識。専門的知識でない一般的知識とともに、理解力・判断力・思慮分別などを含む。
広辞苑 第7版
と辞書には記されています。
つまり、みんなが持っているはずの知識とそれを基にした判断力のことらしい。
しかし、不思議ではないでしょうか?
2020年現在、日本には1億人以上、世界に目を向ければ70億人以上の人が共通して持っている知識というものは存在するのでしょうか?
私には共通の知識というものは存在しないと思います。
例を挙げて考えていきましょう!
「常識」は絶対に存在しない
共通の知識というものは存在しないという見解を述べましたが、その例を考えていきましょう。
できれば、世界に目を向けて考えたいのですが、話が複雑になるし、私個人が世界についてよく知らないので、日本に限定して考えてみました。
義務教育で学んだことも「常識」ではない
ほとんどの日本人の小中学校の義務教育を受けたと思います。
義務教育は「学習指導要領」を基に行われているはずなので、日本人は「学習指導要領」で教えるべきと指定された知識は必ず持ち合わせているはずです。
仮に、日本人全員がそれらの知識をすべて吸収したとしても、これらの知識は「常識」とはなりえません。
なぜなら、「学習指導要領」は約10年ごとに変わってしまうからです。
私はゆとりドンピシャリ世代(1994年度生まれ)なので、私の先輩にあたる詰め込み教育世代や後輩であるゆとり脱退世代とは知識量は圧倒的に少ないでしょう!
(私が学生時代に全く勉強しなかったことが一番の要因ですが…)
このように、世代により身につけている知識量が異なるので、ある世代の「常識」は私の世代では「常識」ではないのです。
家庭事情も異なるので「常識」は存在しない
日本国内には残念ながら格差が存在します。
生まれた家庭が裕福な方もいらっしゃいますし、貧乏な方もいらっしゃいます。
東京出身の方もいらっしゃいますし、地方出身の方もいらっしゃいます。
こんな中で同じ知識があるとも思えません。
さらに家庭内の生活も全く異なります。
母親が家事をする家庭もあれば、父親が家事をする家庭もあります。
父親が子育てをする家庭もあれば、母親が子育てをする家庭もあります。
私の家庭は両親が家事を分担し、子育ては父親もしてくれました。
そのため、母親だけが家事と子育てをしているという世間の認識とは全く異なり戸惑ったことをよく覚えています。
「常識」という言葉は人間をダメにする

ここまで読んでくれた方は「常識」という言葉はほとんど意味をなさないと言うことは分かっていただけたと思います。
ここでは、「常識」という言葉は意味をなさないところか、「常識」という言葉に人間が振り回されることが多々あるので紹介したいと思います。
教育時に「常識」という言葉で片付けられる
「常識」という言葉がやたらに使われるのは教育されるときではないでしょうか?
これは「常識」だろ💢とか、「常識」で考えれば分かるだろ💢などなど
老若男女共通の「常識」なんて存在しないにもかかわらず何でそんなこと言うのでしょうか?(たまにキレられる方もいらっしゃいますが…)
おそらく、根拠が存在しない古典的なルールを教えるためか先輩が教える能力が皆無なため「常識」を知らない貴様が悪いという体で教育するからだと思います。
こんな怒られ方しても、理由が全く分からないので、気分が悪くなるだけだし、モチベーションが低下するだけです。
こんな教育をする上司・先輩は無視するようにしましょう!!(しかし、経験則からそれが真実であることも多々あることから、一度は自分で実践してみましょう!!)
「常識」だと思い込むことで考えることをしない
ある物事や現象について「常識」だと片付けてしまう方はいらっしゃいますか?
私もたまにそうしてしまうのですが、これは良くないことです。
人間は物事について「なぜ?」という問いかけをし続けることで、思考力が向上すると言われています。
「常識」だという固定概念では思考力を向上させることができません。
これでは、機械的にしか行動できない使えない人間になってしまいます。
このように「常識」は人間をダメにする言葉でしかないのです。
一旦、考える癖をつけることが重要だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は「常識」という物事は存在しないことと「常識」という言葉により人がダメになってしまうことについて言及しました。
「常識」で物事を片付けるのではなく、一旦「なぜ?」と考える習慣を身につけることが重要です。
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