日本人はお金の使い方、特に投資の仕方がヘタクソなイメージがありませんか?
実際に、現代の日本人は投資がうまいとはいえないでしょう!!
そのため、日本人であるあなたは投資なんかできるわけないと思い込み、投資することをあきらめていませんか?
しかし、投資が得意ではない理由が日本人であるからではありません。
むしろ、日本人は世界で初めて投資制度を確立して、投資を行い投資で儲けてきました。
そこで今回は日本人の投資について記事を書いたので、お金の使い方について考えてくださるとうれしいです!!
なぜ、日本人はお金の使い方が下手くそなのか
日本人がお金の使い方が下手くそだる理由は非常に簡単です。
その理由は、義務教育の中でお金に関する授業はないからです。
さらに、子どもがお金に関する質問をすると「そんなことはどうでもいいから、学校の勉強をしなさい!!💢💢」と怒る親や教師が多いです。
ゆえに、お金に関心をもったにもかかわらず、子どもはお金について学ぶ機会が失われています。
子どもが社会で生きていくことうえで重要なことに興味・関心を抱いたにもかかわらず、一蹴りされているのもかわいそうなことです。
しかし、一蹴りしてしまう大人にも同情するところはあります。
なぜなら、現代の大人たちは、散財は悪であり、できるだけ最小限のお金のみを使う方向に行動する習性を身につけてしまっているからです。
大人たちは子どもに教えたくても、自分も知らないというとても哀れな状況なのです……
昔の日本人は世界屈指の投資家だった
日本人は昔から投資をせずに、散財もしないような行動しかしてこなかったのでしょうか?
いえ、昔の日本人はお金を貯蓄したりはせず、投資していました。
日本人は江戸時代初期に世界で初めて信用取引という仕組みを作り上げました。
これはアメリカが誕生する前(1776年にアメリカ独立宣言)だといわれています。
つまり、日本人は実際にはお金(当時は通貨もありましたが、ほとんどがお米)がなくても使うことにより、自分の資金を増やすということを行ってきたのです。
貯金するのは愚かという時代が日本にも存在していたのです。
なのに、なぜ日本人は貯蓄するようになったのか?
世界で初めて投資制度を導入した日本人が、なぜ投資をせずに貯蓄をするようになったのでしょうか?
その理由は日中戦争や太平洋戦争です。
戦時中、日本政府は戦場だけでなく、軍事費を集めることにとても苦戦していました。
軍資金不足を打破するために、日本政府は日本国民に貯金するよう促したのです。
日本国民に貯金してもらうことにより、日本政府は国債を発行して、貯金してもらったお金を受け取ることができます。
そのため、日本政府は軍事費を補填することができました。
当時は国の政策に刃向かえば非国民というレッテルを貼られるため、日本国民は(ほぼ強制的に)貯金するようになったのです。
戦中の習慣が令和時代にも引き継がれている
今までの話は太平洋戦争(終戦:1945年8月15日)のお話です。
しかし、戦中および戦後直後の習慣は現在の令和時代にも引き継がれています。
それでは、戦後の日本がどうなったのかを見ていきましょう。
みなさんがご存知の通り日本は、太平洋戦争で敗北します。
戦争に負けたことで、日本政府は国民に借りたお金を返すことができなくなりました。
そのため、戦時中に発行された国債は紙切れとなりました。
しかし、戦争に負けて焼け野原と化した日本は復興しなければなりません。
そんなこと(国債の返還)にかまっている場合ではありません。
復興するための資金を集めるために、当時の新政府は戦争時と同じ手法を使います。
つまり、国民に貯金するよう促したのです。
あとの流れもほぼ同様、軍事費が公共事業費になっただけです。
これにより日本は復興し、世界第二位の経済大国にまで駆け上ります。(現在は3位になっていますが…)
日本人は投資により莫大な資産を持っていたのに…
しかし、疑問に思うことがありませんか?
なぜ、戦争時に貯金させられたはずの日本人が敗戦後も貯金できたのか?
その答えは単純です。
戦争開始前まで投資を行い、多額のお金を稼いでいたからです。
昔の日本人はそれだけ投資(つまり、お金を使ってお金を稼ぐこと)が上手だったのです。
しかし、戦中、戦後の日本では貯蓄する事が当たり前になってしまいました。
戦時中の子供が今の70,80代くらいの人です。
つまり、現在の後期高齢者の方々は投資の仕方を全く知りません。
そして、この世代に育てられた子やその子どもはもちろん投資について教えてもらったことがありません。
おそらく、親は子どもが興味をもって質問してきても、投資について知らないので、教えられなかったでしょう!!
(親の威厳を保つために、知ってるけど子どもには関係ないという姿勢を取っていた思います)
つまり、現在の日本には投資を行っていた人はほとんどいなくなってしまいました。
戦前に行われた投資のノウハウが直接引き継がれることはなくなってしまいました。
高度経済成長がとどめを刺した
現代の後期高齢者の方々がその上の世代から投資のノウハウを引き継いでいるはずと期待するかもしれません。
しかし、その世代が投資ができなかったので、日本人は「投資が下手くそ」というレッテルが貼られているのです。
ではなぜ、ノウハウが引き継がれなかったのでしょうか?
その理由は、日本は非常な幸運に恵まれたため、高度経済成長を成し遂げられたからです。
高度経済成長時代なら投資をせず貯蓄をしているだけで、高金利により貯蓄が増えていきます。
(貯蓄=投資と言っても過言ではないくらい)
そのため、現代の後期高齢者の方々には投資など全く必要としなかったため、投資のノウハウは受け継がれることはありませんでした。
そのため、高度経済成長がとっくの昔に崩壊して低金利時代に突入したにもかかわらず、貯金を続けているのです。
(貯金を倍にするには数千年かかるらしいですよ(笑))
現代の日本人が学ばなければならないこと
この歴史から何を学ばなければならないかというと、日本人には投資の素質があるかもしれないということです。
日本人は考え方を転換(貯蓄から自分が使うようにする)することができれば、お金を増やすことができると思います。
遺伝子の中にも才能が眠っているし、現代でもなんとか先進国の座に居ずわることができているため、投資に関する情報も制度もたくさんあります。
日本政府は国民のお金(貯金)を使いたいため、貯金を敬遠する制度を促進しません。
そのため、日本国民は投資の制度が整っていることに気づいていません。
(最近は投資を促進しているふりをしていますけどね…)
まとめ
記事を読んでみて、「投資してみようと思いましたか?それとも、貯金のままでいいと思いましたか?」
上の質問の答えに迷っているあなたに、質問を同意義の物に変えてみましょう!「あなたのお金は日本政府に使ってもらいたいですか?それともあなたが自分のために使いたいですか?」
あなたのお金を日本政府に使ってほしいなら「貯金」が正解です!
(国債を買うという投資の方が賢いですが…)
しかし、あなたのお金はあなたが使いたいなら「投資」が正解です。
ぜひ、「投資」について勉強して、あなたのためにお金を使い、人生を豊かにしてみませんか?
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