研究室選びで一番考慮することは学びたい分野ではなく、研究環境です!!
はじめに|研究室選びは大学生活のラスボスだ
研究室配属される前の大学生が一番悩むのは「どの研究室を選べばいいのか」だと思います。
でも、ここで判断基準を間違えると普通に詰みます。
なぜなら、研究室は1年(学部)あるいは3年(修士まで)…場合によってはもっと長く「生活の中心」になるからです。
日常生活が営めない環境の研究室を選んだら、研究どころではありません。
結論|研究室選びで最優先すべきは研究内容ではなく研究環境
結論から言います。研究室選びで一番考慮すべきことは研究室の環境です。
優先順位はこれで決まります。
・第1位:研究室の環境・雰囲気
・第2位:企業と共同研究の有無(おまけ)
・第3位:研究内容(おまけ)
「研究内容が最重要」という人もいますが、本当に研究内容が最重要な人は、そもそも研究室選びで迷いません。
迷っているあなたが最初にやるべきは、地獄を避けることです!!
第1位|研究室の環境・雰囲気(ここで9割決まる)
研究室選びで一番重要なのは、あなたが人間として生活できる環境かどうかです。
環境を見抜くポイントは3つだけ。ここを外さなければ、大事故は減ります。
① 研究室に滞在する時間(コアタイム)
研究室には「この時間は研究室にいろ」というルール(コアタイム)がある場合があります。
しかも厄介なのが、説明会や見学で聞いた内容が“実態と違う”ことがある点です。説明ではコアタイムなしでも、配属後にコアタイムがあると知らされるケースもあります。
コアタイムが長い研究室は、それだけで危険信号です。コア“だけ”で終わるわけがないので、結局は拘束時間が伸びます。
研究室の拘束時間がどれだけ現実を壊すかは、理系大学院生の研究室滞在時間(12時間/日、状況次第で18時間/日など)の例を見るとイメージがつきます。研究室のリアルが知りたい人は、先にこの記事を読んでおくと心構えが変わります。

② 指導教員の教える意欲
大学の先生は、教育に意欲がある人とない人で差が大きいです。
大学教員は研究のために就職していて、教育は「仕事だから仕方なくやっている」という人も多い、と明言されています。
研究室に入って成長したいなら、教える意欲がある先生の研究室を選ぶべきです。
ここが終わっている研究室は、研究以前にメンタルが削れます。
「研究について教えてくれない」だけでなく、理不尽が発生する温床にもなり得ます。
③ 学生のためにお金を投資してくれるか(研究費の使い方)
研究室によって、学生のためにお金を投資するかどうかは大きく違います。
学会参加、実験器具、安全器具などが整っている研究室は、研究が前に進みます。逆に投資が渋い研究室は、無駄な消耗が増えます。
「学会参加は自腹なら許可」みたいな研究室も例として挙げられているので、ここは見学で必ず聞いてください。
第2位|企業と共同研究の有無
大学は一般社会とかけ離れた場所だ、と書かれています。
だからこそ、企業と共同研究している研究室は外部との接触が増え、閉鎖環境の異常さに気づける可能性があります。
結果として、理不尽な説教などが起きにくくなる可能性がある、という整理もされています。
ただし、共同研究がある=絶対ホワイト、ではありません。
「学生がちゃんと関われるか」「学生にメリットがある形で回っているか」は見学で確認しましょう
第3位|研究内容
研究内容はおまけ程度でOK、と明言されています。
理由はシンプルで、研究室選びで重要なのはあくまで環境だからです。
環境が同じくらい良い研究室が複数あって迷う時だけ、研究内容で決めれば十分です。
「環境が極悪でも研究内容が良ければ乗り越えられる」と思う人は考え直せ、という指摘もあります。極悪環境でも生き延びられるのは、最初から研究内容に強い興味があり、自分で研究室に出向くくらい行動している人だけだ、とされています。
研究室見学で聞くべき質問(そのまま使える)
研究室見学で確認すべきことは、結局ここに集約されます。
・コアタイムはあるか。実態の滞在時間はどれくらいか。
・ゼミの形式や頻度、報告の頻度、指導のされ方はどうか。
・学会参加はあるか。費用負担は研究室か自腹か。
・学生への投資(設備・安全器具など)はあるか。
そして最大の注意点。
「研究室の人に1人だけ聞いて安心する」ことが一番危険です。ブラック研究室ほど、先輩が研究室について嘘をつく場合がある、と書かれています。
より正確な情報を集めるには、他研究室を含めた複数の先輩から話を聞き、矛盾がないか確認すべきです。
ブラック研究室の具体的な見抜き方(学生数が減っていたら怪しい、夜遅くまで電気がついているのも怪しい等)は別記事にまとまっているので、研究室選びで失敗したくないならここも必読です。

いい研究室ほど人気|だから成績が必要になる
環境が良い研究室ほど人気です。枠は少ない。だから最後は成績で決まります。
研究室配属は「成績が良い人から順に決まる」大学が多い、と書かれています。
希望の研究室に行きたいなら、学部3年生までに良い成績を修める必要がある、という主張も明確です。
「じゃあ、どの科目を頑張ればいいのか」「むやみに全部頑張って全滅しないためにどうするか」まで含めて、戦い方がまとまっているのがこの記事です。環境の良い研究室を取りに行く人は、ここまでセットで読んでください。
まとめ|研究室選びは「環境」で決めろ!!
研究室選びで一番考慮することは、学びたい分野ではなく研究環境です。
コアタイム、指導教員の教える意欲、学生への投資。まずはここで研究室をふるいにかけてください。
研究内容は最後。環境が同レベルの研究室で迷った時の決め手でOKです。
研究室選択の記事をまとめて回遊したい人は、カテゴリーページからどうぞ。

研究室は大学生活の集大成です。ここで外したら、残りの学生生活が地獄になります。
だから、甘く見ずに、環境で選びましょう!!



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