北海道の知床を観光してきました。
観光船から見た海岸線も、知床五湖の高架木道から見た景色も素晴らしく、天候があまり良くなくても「また来たい」と思える場所でした。
ただし、私の知床旅行は失敗もかなり多かったです。
- 新千歳空港から知床まで一気に運転した
- 9月下旬の道東で車中泊した
- 観光船を予約せず、最初に訪れた会社は満員だった
- 知床五湖の地上遊歩道について調べていなかった
結論から言うと、知床は予習不足でも楽しめるほど魅力があります。しかし、予習して行けばもっと楽しめた旅行でした。
この記事では、実際に知床へ行って分かった見どころと、今なら同じ計画をしない理由を本音でまとめます。
新千歳空港から知床へ一気に向かうのは正直おすすめしない
今回の旅では、新千歳空港でレンタカーを借りて知床へ向かいました。
レンタカーで新千歳空港から知床へ一気に行くのは、はっきり申し上げて地獄でした。
走行距離は400km以上あり、休憩を含めると一日の大半が移動になります。東京から名古屋へ移動する以上の距離を、慣れない北海道で運転するようなものです。
北海道は道が広く、景色も良いため、ドライブ自体を楽しめる場面はあります。ただ、知床観光が主目的なら、移動だけで体力を使い切るのはもったいないと思います。
今なら、知床だけを目的にする場合は女満別空港を中心に交通手段を考えます。
反対に、新千歳空港から各地へ宿泊しながら道東へ向かうなら、長距離ドライブも旅行の一部になります。大事なのは「知床へ最短で行きたいのか」「北海道を横断する旅を楽しみたいのか」を分けることです。
北海道を長距離移動した旅行では、函館まで鉄道で向かった体験もまとめています。北海道の「地図で見るより遠い」という感覚を知りたい方には、こちらの記事も参考になると思います。

道の駅うとろ・シリエトクに到着したのは夜だった

新千歳空港を朝に出発しても、知床へ着いた頃には夜になっていました。
当時の私は学生で、お金もなかったため車中泊を選びました。利用したのは道の駅うとろ・シリエトクです。
ただし、これは2019年当時の体験です。現在の駐車場利用や車中泊に関するルールは変更されている可能性があるため、現地の案内を必ず確認してください。
9月下旬の知床で車中泊して寒さに後悔した
知床を訪れたのは9月下旬でした。
本州の感覚では、9月はまだ残暑が厳しい時期です。その感覚のまま北海道へ行ったため、夜の冷え込みを甘く見ていました。
持っていたのはタオルケット程度です。
タオルケットだけで知床の夜をしのぐのは厳しかったです。寒すぎて、私は「もう北海道で車中泊はしない」と思いました。
寝具をきちんと用意し、防寒対策をして車中泊する方法もあると思います。しかし、布団や防寒用品を持ち込む準備まで考えるなら、私はホテルに泊まりたいです。
翌日の観光を楽しむことまで含めると、睡眠と体調にお金を使う価値はあります。
安く済ませたつもりでも、寒さで眠れず翌日の体力を失えば、結果として旅行全体がもったいなくなります。
知床第一ホテルの日帰り温泉で体を温めた
入浴には知床第一ホテルの日帰り温泉を利用しました。
現在の公式案内では、日帰り入浴は15時から17時までで、大人料金は1,250円です。タオルは別料金となっています。
利用時間や料金は変更される可能性があるため、旅行前に公式サイトを確認してください。

知床周辺の日帰り温泉は、利用できる時間が限られている場合があります。行き当たりばったりで探すより、観光船や知床五湖の予定と一緒に入浴時間も決めておいた方が安心です。
知床観光船は予約なしだと乗れないことがある
知床観光では、観光船おーろらを利用しました。選んだのはカムイワッカの滝航路です。
実は最初からおーろらに決めていたわけではありません。
最初に別の知床遊覧船の事務所を訪れましたが、満員で乗ることができませんでした。
観光船に必ず乗りたい場合は、事前に運航状況と予約方法を確認した方がよいです。
当日は台風が近づいており、天候もあまり良くありませんでした。それでも海から見た知床の海岸線は十分に絶景でした。
私の語彙力では「すごい」「でかい」「自然が強い」くらいしか出てきませんでしたが、本州の観光地とは違うスケールを感じました。
天気の良い日にもう一度乗りたい気持ちはあります。ただ、快晴でなければ価値がない場所ではありません。
天候が悪い中でも、また来たいと思えたこと自体が、知床の強さだと思います。
北海道の景色は、天候によって印象が大きく変わります。美瑛の青い池では、雨と曇天で思ったほど青く見えなかった失敗もありました。

知床五湖は高架木道だけでも景色を楽しめる
知床五湖では、高架木道を歩きました。
現在の高架木道は全長約800mで、一湖湖畔まで行けます。往復では約1.6km、散策時間の目安は約40分です。
段差が少ないバリアフリー構造で、開園期間中は無料で利用できます。
| 比較項目 | 高架木道 | 地上遊歩道 |
|---|---|---|
| 楽しみ方 | 一湖と知床連山を気軽に見る | 森の中を歩き複数の湖を巡る |
| 料金 | 開園期間中は無料 | 時期によりレクチャーやガイドが必要 |
| ヒグマ出没時 | 影響を受けにくい | 閉鎖される場合がある |
| 向いている人 | 初めての人、時間が限られる人 | 自然を深く歩きたい人 |
私が歩いたのは高架木道だけでしたが、知床らしい景色はしっかり楽しめました。
一方で、時間があれば地上遊歩道の大ループを歩き、五湖すべてを見てみたかったです。
恥ずかしながら、私は地上遊歩道を歩くための条件を現地へ行くまで十分に把握していませんでした。
知床五湖へ行けば、その場ですぐ五つの湖を自由に回れると思っていたのが予習不足でした。
高架木道と地上遊歩道は別の楽しみ方です。旅行前にどちらを歩きたいか決め、公式サイトで最新の利用条件を確認してください。
















予習不足だったからこそ分かった知床旅行の注意点
今回の失敗を整理すると、次の5点です。
- 新千歳空港から知床までの距離を甘く見た
- 9月下旬の夜の冷え込みを甘く見た
- 観光船を予約していなかった
- 日帰り温泉の利用時間を旅行計画に組み込んでいなかった
- 知床五湖の散策条件を調べていなかった
失敗だけを見ると、ひどい旅行に見えるかもしれません。
しかし、実際には観光船にも乗れました。知床五湖の高架木道も歩けました。天候が悪くても景色を楽しめました。
失敗しても、そこで旅行が全部駄目になるわけではありません。
予定どおりにいかなかったら、その場でできる楽しみ方へ切り替えればよいと思います。ただし、次に同じ失敗をしないための材料にはできます。
まとめ:知床は一度では足りないと思えた場所だった
知床を観光して、正直に言えば予習不足でもったいないことをしたと思っています。
それでも、知床のポテンシャルは十分に感じられました。
次に行くなら、女満別空港からの移動を検討し、ホテルに泊まり、観光船を予約します。知床五湖では地上遊歩道の条件を確認し、五湖すべてを見る時間も確保したいです。
知床は、一度行って終わりではなく、失敗したからこそもう一度行きたいと思えた場所でした。
予習不足だった私でも楽しめました。しかし、これから行く方には、私より少しだけ準備して知床を楽しんでほしいと思います。



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