昔のガンダムゲームで、今から遊んでも面白い作品はあるのか。
私が一つだけ選ぶなら、PS2の『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム』です。
発売から20年以上たった作品なので、グラフィックや遊びやすさまで最新とは言えません。それでも、一人でじっくり遊べる宇宙世紀モード、モビルスーツらしい重量感、簡単なのに奥が深い操作は、今のガンダムゲームにはない魅力だと思っています。
私は新しいVS.シリーズより、昔のVS.シリーズの方が好きです。対戦で誰かに勝ちたいというより、ゲームのときくらい人間関係を忘れて、一人で宇宙世紀の戦場に浸りたいからです。
この記事では、私が『ガンダムvs.Zガンダム』を今でもVS.シリーズの最高傑作だと思う理由と、今から遊ぶ場合の注意点を正直に紹介します。
『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム』とは
| 作品名 | 機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム |
|---|---|
| 発売日 | 2004年12月9日 |
| 対応機種 | PlayStation 2、ニンテンドーゲームキューブ |
| ジャンル | チームバトルアクション |
| 主な魅力 | 宇宙世紀モード、ifストーリー、覚醒システム、豊富な機体 |
| 現在の遊び方 | 対応本体とソフトを用意してオフラインで遊ぶ |
『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム』は、『機動戦士ガンダム』と『機動戦士Zガンダム』を中心にした対戦アクションゲームです。
PS2版とゲームキューブ版がありますが、この記事は私が遊んできたPS2版の体験を中心に書いています。
タイトルだけを見ると対戦ゲームに見えます。しかし私が一番好きなのは、対人戦ではありません。
この作品の主役は、一人用の「宇宙世紀モード」だと思っています。
結論|今でもおすすめしたいのは一人用ガンダムゲームを探している人
先に結論をまとめると、この作品は次のような人に向いています。
- 一人でじっくり遊べるガンダムゲームが欲しい人
- ファーストガンダムやZガンダムが好きな人
- 原作とは違うifストーリーを楽しみたい人
- 高速戦闘より、モビルスーツの重量感を求める人
- 複雑なコマンドを覚えずに遊びたい人
- 昔の家庭用ゲームらしい、買い切りのボリュームを楽しみたい人
一方で、次のような人には合わないかもしれません。
- 最新のグラフィックを重視する人
- オンライン対戦を中心に遊びたい人
- 現在のVS.シリーズの高速な動きが好きな人
- 古い本体や中古ソフトを用意するのが面倒な人
万人向けとは言いません。しかし、昔の宇宙世紀が好きで、一人用モードを重視する人なら、今でも遊ぶ価値がある作品です。
私が今でも最高傑作だと思う4つの理由
1.宇宙世紀モードを一人で遊び尽くせる
私がこの作品を一番好きな理由は、一人用の「宇宙世紀モード」です。
エゥーゴ、ティターンズ、アクシズやジオン側のさまざまなキャラクターを操作し、一年戦争やグリプス戦役を追体験できます。
アムロ、シャア、カミーユのような主役だけではありません。ファ、ヤザン、ブランなど、主役以外のキャラクターでも戦えます。
子どもの頃の私は、ただ強い機体で敵を倒すだけでも楽しんでいました。しかし長く遊んでいると、キャラクターごとに違う立場で宇宙世紀を見ることが面白くなってきました。
さらに大きいのが、原作どおりの正史だけでなく、条件次第で歴史が変わることです。
本来は死んでしまうキャラクターを生還させると、その後の歴史が変化します。最初から自由に物語を選べるわけではなく、自分の戦い方によって別の展開が見えてくるところが好きでした。
誰かとの対戦に勝たなくても、自分のペースで何度も遊び、少しずつ別の宇宙世紀を開いていけます。
私はゲームのときくらい、人間関係を忘れたいと思っています。オンラインで誰かと競うより、一人で好きなキャラクターを使い、誰にも急かされずに遊びたい。その点で、宇宙世紀モードは今の自分にも合っています。
2.モビルスーツの重量感がちょうどいい
現在のガンダムゲームと比べると、この作品のモビルスーツはかなり重く動きます。
最新の作品に慣れている人が初めて触ると、「遅い」と感じるかもしれません。
しかし、私はこの重さが好きです。
巨大なモビルスーツが、地面を踏みしめて動いている感じがするからです。
ガンダムゲームの面白さは、必ずしも速さだけではないと思っています。素早く飛び回ってコンボを決めるゲームも面白いのでしょうが、私は格闘ゲームのような速さより、兵器を動かしている感覚を求めます。
昔遊んでいたときは遅いと思いませんでした。今遊んでも、ストレスになるほど遅いとは感じません。むしろ、ビームライフルを撃ち、敵の攻撃をかわし、着地の隙を考える速さが心地よいです。
さらに不自由さや部位破壊まで含めた戦場感を求めるなら、PS3『機動戦士ガンダム Target in Sight』も忘れられません。両腕や武器を失っても蹴りで足掻ける、別方向に重量感を突き詰めた作品です。
PS3「機動戦士ガンダム Target in Sight」レビュー|両腕が吹っ飛んでも蹴りで足掻く、戦場感が最高のガンダムゲーム

3.操作は簡単なのに、覚醒の使い分けが奥深い
『ガンダムvs.Zガンダム』には、格闘ゲームのような長いコマンド入力がありません。
基本操作を覚えれば、好きなモビルスーツで戦い始められます。子どもの頃の私でも遊べたので、最近の複雑な対戦ゲームが苦手な人にも入りやすいと思います。
ただし、操作が簡単だから単調というわけではありません。
試合中に使える覚醒には「強襲」「復活」「機動」の3種類があり、機体や戦い方に合わせて選択できます。
強襲|短時間で一気に攻めたい人向け
強襲は、攻撃力、防御力、機動力をまとめて高められます。
敵の攻撃を受けてもよろけにくくなるため、ここぞという場面で攻め込めます。ただし、発動時間は短めです。
勢いで押し切れる一方、攻撃を受け続けると一気に耐久値を失うことがあります。
私も強くなった気になって突っ込み、逆に削られたことが何度もあります。強いシステムでも、使えば必ず勝てるわけではありません。
復活|負けるはずの場面で最後まで足掻ける
復活は、耐久値がなくなった場面で機体の一部が壊れた状態から戻れる覚醒です。
名前だけを見ると一番安心に思えますが、復活後は武器や変形能力を失う機体もあります。
復活したから有利になるとは限りません。壊れた機体で、どうやって最後まで足掻くかが面白い覚醒です。
機動|速さを生かして戦い直せる
機動は、機体の移動性能を大きく高めます。
強襲ほど派手ではありませんが、発動時間が比較的長く、扱いやすい覚醒です。重い機体が急に速く動けるようになると、同じモビルスーツでも別の感覚で戦えます。
3種類の覚醒に絶対の正解はありません。強いと言われるものを選ぶより、自分の好きな機体と戦い方に合うものを選ぶ方が楽しいと思います。
4.ファーストからZまでの機体とキャラクターが豊富
本作には『機動戦士ガンダム』『第08MS小隊』『機動戦士Zガンダム』を中心に、多くのモビルスーツとキャラクターが登場します。
ガンダムやZガンダムのような主役機だけではありません。ビグ・ザム、エルメス、サイコガンダムといった大型機も使用できます。
さらに、ZZガンダムとキュベレイMk-II、ジュドーやエルピー・プルも登場します。
好きな機体を眺めるだけではなく、実際に操作して戦えるのがゲームの良さです。原作では実現しない組み合わせを試すのも楽しく、私は強さだけで機体を選んでいたわけではありません。
「この機体でこの戦場へ行ったらどうなるのか」を、自分で試せるところがガンダムゲームらしい魅力です。
昔のVS.シリーズが好きな理由
私は、新しいVS.シリーズより昔のVS.シリーズの方が好きです。
これは、新しい作品が悪いという話ではありません。
私がゲームに求めるものが、オンライン対戦の緊張感や高速なコンボではないからです。
- 一人でも長く遊べる
- 複雑なコマンドを覚えなくてよい
- モビルスーツに重量感がある
- 原作の世界へ自分のペースで浸れる
- 他人の評価や勝率を気にしなくてよい
この条件を満たしているから、私は今でも『ガンダムvs.Zガンダム』へ戻りたくなります。
旧VS.シリーズの原点に近い魅力は、『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX』の記事でも振り返っています。
機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX

今から遊ぶ前に知っておきたい注意点
対応する本体が必要
本作はPS2またはゲームキューブ向けのソフトです。
現在のゲーム機へディスクを入れて、そのまま遊べる作品ではありません。今から始める場合は、対応する本体、ソフト、コントローラー、必要な接続環境を用意する必要があります。
ソフトだけを先に買わず、自分の環境で起動できるか確認することが大切です。
中古品は状態を確認したい
発売から20年以上たっているため、本体もソフトも中古品が中心です。
ディスクの傷、読み込み状態、説明書やケースの有無、本体の映像出力方法などを確認した方が安心です。
安さだけで選んで起動しなければ、結局は買い直しになります。失敗してもやり直せますが、できれば最初から状態を確認して選びたいところです。
オンライン対戦を目的に買う作品ではない
PS2版にはオンライン対戦機能がありましたが、現在は利用できません。
今から遊ぶなら、一人用モードか、本体を使ったローカル対戦が中心です。
私は一人用モードが目当てなので大きな欠点とは感じません。しかし、オンライン対戦を期待している人には向きません。
グラフィックや読み込みには時代を感じる
思い出の中ではきれいでも、現在のゲームと比べれば古さはあります。
私は遊び始めるとあまり気になりませんが、最新の映像表現を期待すると厳しいでしょう。
この作品を選ぶ理由は映像の新しさではなく、一人用モードと操作感にあります。
私が今でも続編を待っている理由
私は長い間、『ガンダムvs.Zガンダム』の正統な続編を待っています。
当時は親にお願いしてゲームを買ってもらう側でしたが、今なら自分で買えます。それなのに、自分が本当に欲しい形の一人用ガンダムゲームは、なかなか出てきません。
私が欲しいのは、次のような作品です。
- 一人で遊び尽くせる宇宙世紀モード
- ファーストガンダムから逆襲のシャアまでの物語
- 原作と異なるifルート
- モビルスーツの重量感
- Target in Sightのような部位破壊
- オンライン対戦を前提にしないゲーム設計
グラフィックだけをきれいにした復刻でもうれしいですが、本音を言えば、『ガンダムvs.Zガンダム』と『Target in Sight』を融合させた作品を現行機で遊びたいです。
両作品は方向性が少し違います。しかし、どちらにも「巨大な兵器を自分で動かしている感覚」と「一人で戦場へ入れる面白さ」があります。
ゲームのときくらい、誰かとつながらなくてもいい。一人でも最後まで遊び尽くせるガンダムゲームが欲しい。
これが、私が今でも続編を待っている一番の理由です。
ほかに遊んできた作品も含めたガンダムゲームの話は、こちらの記事にまとめています。
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まとめ|速さより重量感、一人で遊ぶなら今でも候補になる
『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム』は、発売から20年以上たったレトロゲームです。
対応本体が必要で、オンライン対戦も利用できません。グラフィックにも時代を感じます。
それでも私は、今でもVS.シリーズの最高傑作だと思っています。
- 宇宙世紀モードを一人でじっくり遊べる
- 原作とは違うifストーリーを作れる
- モビルスーツの重量感が心地よい
- 操作は簡単でも覚醒の使い分けが奥深い
- 好きな機体とキャラクターで戦える
対人戦の勝率より、自分のペースで宇宙世紀に浸りたい人には、今でもおすすめできる作品です。
ただし、古い本体を無理に買ってまで全員に遊んでほしいとは言いません。遊べる環境がある人や、昔のガンダムゲームを探している人は、候補の一つとして思い出してもらえればうれしいです。



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