どんな局面でも諦めない気持ちが重要だと思い知らされた甲子園決勝

明日(2019年8月22日)は第101回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の決勝戦があります。履正社高校(大阪)と星稜高校(石川)はどちらも夏の甲子園で優勝経験がない高校だそうです。是非、優勝を目指して頑張っていただきたいと思います。

さて、今回の記事では、今年の甲子園の決勝戦が迫っているということで、私が心に残っているちょうど10年前の甲子園決勝戦を紹介したいと思います。

野球素人でも感動した甲子園(全国高校野球選手権大会)

拳

まず、私は野球ファンではございません。

野球経験は少年野球(いうまでもなく、ベンチ)と体育の授業しかしたことありません。

プロ野球観戦も、試合を見に行ったことはもちろんありませんし、テレビでもインターネットのライブ映像でも見たことはありません。

ゆえに、野球のルールも詳しくないです。(野球ファンから見れば無知のレベルだと思います。)

しかし、夏の甲子園だけは時間があれば、拝見させていただいております。なぜ、高校野球だけを観戦するかというと、若い男子高校生が野球に全力で取り組んでいる様子が「青春」という感じがするからです。

気温が35℃を超える中、炎天下で日頃の辛い練習の成果をぶつける甲子園がおもしろくないはずがありません。

さらに負けてしまえば、「夏」が終わってしまうからです。高校3年生の人にとっては「最後の夏」です。彼らの雄志を是非とも拝見したいと思います。

私が一番感動した場面は甲子園決勝の9回表二死からの猛追

そんな、野球素人の私が一番感動した試合は2009年8月24日に行われた第91回全国高等学校野球選手権大会決勝である。(どうでもいいですが、私は当時中学3年生です。)

この試合は中京大中京高校(愛知)と日本文理高校(新潟)の試合です。8回終わりで10-4であり、中京大中京が6点リードして、日本文理の攻撃である9回表を迎えます。ここで、10点に追いつけなければ、9回裏を迎えずに、試合終了となってしまう重要な場面です。

9回表で、1点も取れず、2アウトになってしまいました。追いつくためには6点が必要です。誰もが、中京大中京の優勝だと思ったことでしょう!

しかし、日本文理高校の猛追は9回表2アウトから始まりました。1アウトも許されない状況で5点を取得して、1点差まで追い詰めましたが、ここでサードライナーを取られ、ゲーム終了となりました。

日本文理高校は逆転こそできなかったものの、唯一無二の猛追を見せました。現在でもこの猛追は「日本文理の終わらない夏」といわれています。

9回表2死からのハイライト

激戦が繰り広げられた2009年夏の甲子園なので、ハイライトはたくさんあるのですが、今回は9回表2アウトからのハイライトをまとめました。

伊藤直輝投手がピッチング練習を始める

6点差があるにもかかわらず、2アウトとなってしまった日本文理の投手が9回裏に備えてピッチング練習を始めたところが印象的でした。あと、1アウト取られたら負けでゲームセットとなる局面で、ピッチング練習を始めるということは、まだ諦めていないという気持ちの表れです。この状況でも、諦めない気持ちはさすが甲子園決勝まで上りつめたチームのエースだなと思います。

スラムダンクの安西先生の「希望を捨てちゃいかん…諦めたらそこで試合終了だよ」をリアルに実践している選手だなと思います。勝負の世界に生きる人にとっては常識のようですね。

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サードファールフライのエラー

6対10二死三塁で日本文理の4番吉田雅俊がサードファールフライを打ってしまいます。誰もが取られてゲームセットだと思ってしまったでしょう。しかし、ここは甲子園、魔物がいます。明らかにサードが取る打球なのですが、中京大中京のサードの河合完治選手とキャッチャーの磯村嘉選手孝だどちらが取るのいう感じになり、エラーをしています。

サードファールフライは甲子園決勝まで進出したチームの選手が普段ならエラーするものではないと思います。しかし、甲子園決勝という舞台で、後1アウト取れば優勝だというのに相手チームに流れがある局面です。さらに、甲子園球場の多くの観客は日本文理高校の逆転を期待して応援していて、中京大中京は四面楚歌に使い状況です。平常心でいられるわけがありません。

堂林翔太投手のデットボール

進塁を抑えられない焦りと仲間のエラーで動揺したのか、エース投手の堂林翔太投手が相手にボールを当ててしまいます。

サードライナーを取りアウト

サードファールフライを取り損ねたサードの河合完治選手がヒットでもおかしくないサードライナーの打球をキャッチしました。後1点で追いつかれ、エラーをしてしまった後に、あの打球を捕れたのはさすがだと思います。やはり、甲子園という大舞台で勝負する方は立ち直りが早いです。

敗者が泣き、勝者が笑っている

この試合一番のハイライトは敗者である日本文理が笑っていることですね!日本文理高校は負けてはしまいましたが、最後は1点差まで追い詰める最高のプレイができました!!どんな局面でも諦めない精神力と3年間のきつい練習で培った忍耐力と体力が合わさったので、何万人という観客と何百万人という視聴者を熱くさせた試合ができたのではないでしょうか?

諦めないことが本当に大事なんだと実感しました。

まとめ

甲子園は最後の最後までどうなるか分からない試合が多いですが、この試合が一番逆転を期待させ、観客を熱くしたのではないでしょうか?日本文理高校は負けてはしまいましたが、一生忘れることのできない「夏」になったのではないでしょうか?

明日の甲子園決勝が楽しみですね!!

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