奨学金の残高を確認するたびに、思っていました。
こんなに働いているのに、全然減っていない。
当時の私は、お金に余裕がありませんでした。少しでも収入を増やそうと、馬車馬のように働いていました。
それでも奨学金は、期待したほど減りません。
だんだん、「自分は借金を返すためだけに働いているのではないか」と感じるようになりました。
働けばお金は入ります。しかし、仕事に使った時間は戻ってきません。その頃の私は、一人旅、特に好きな鉄道旅へ出かける時間まで失っていました。
ちなみに、私は独身です。家族との時間を守る話ではありません。
独身だからこそ、自分の時間をどう使うかをもっと大切にしたい。
最近は、以前よりも「お金より時間が欲しいかもしれない」と感じています。今のところ、独身生活を謳歌中です。
この記事では、奨学金返済のために働くことへ虚しさを感じた私が、収入だけを追いかけるのではなく、自分の時間と好きなことを守る方法を考え直した過程を書きます。
奨学金が減らず、返済のためだけに働いている気がした
奨学金は、毎月返済していけば少しずつ減っていきます。
頭では分かっていました。
しかし、残高を見ると「これだけ働いたのに、まだこんなに残っているのか」と感じます。
給料が入っても、生活費や返済に消えていく。自由に使えるお金は、思ったほど残りません。
返済のために働き、働くために休み、また返済する。
そんな生活を続けていると、仕事への意欲まで失っていきました。
もちろん、借りたお金は返す必要があります。返済から逃げてよいとは思っていません。
ただ、返済を人生の中心に置きすぎて、自分の楽しみまですべて我慢する必要があったのか。今振り返ると、そこには疑問が残ります。
奨学金を借りたこと自体を後悔だけで片づけられない理由は、「奨学金は借りるべき?返済が始まった社会人がそれでも必要なら使うべきと思う理由」にもまとめています。

お金を増やそうとして、好きな鉄道旅の時間を失った
お金がないなら、もっと働く。
当時の私には、それが一番分かりやすい解決策に見えました。
しかし、働く時間を増やせば、当然ながら自由時間は減ります。
私が特に失ったと感じるのは、一人旅の時間です。その中でも、鉄道旅へ出かける余裕がありませんでした。
鉄道旅は、目的地へ最短時間で向かうだけの移動ではありません。
列車に乗り、車窓を眺め、知らない駅で降りる。誰かに予定を合わせる必要もなく、自分のペースで移動できます。
私にとって鉄道旅は、単なる娯楽ではなく、自分の時間を自分で使っていると実感できる時間です。
奨学金を早く返そうとして、その時間を削っていた。当時は仕方がないと思っていましたが、今なら別の方法も考えます。
今は、お金より時間が欲しいと思う
以前の私は、お金が足りなくなることが不安でした。
今も、お金が不要になったわけではありません。奨学金も生活費もありますし、鉄道旅へ出かけるにもお金は必要です。
それでも最近は、収入を増やすために自由時間をすべて差し出す働き方はしたくないと感じています。
収入が増えても、休みがなくなれば意味がない。
仕事だけで一週間が終わり、休日は疲れて寝るだけになる。それでは、お金を得るために人生そのものを後回しにしているように感じます。
独身は、寂しいと言われることもあります。
しかし、今の私は、自分の予定を自分で決められる生活を楽しんでいます。
思い立ったら一人で列車に乗れる。行き先を途中で変えてもよい。誰かに気を遣わず、車窓を眺めていられる。
独身である今の時間も、後から取り戻せない時間です。
ポイントやクレカ特典を使って、旅を諦めない
時間を守りたいからといって、返済や生活費を無視することはできません。
そこで今の私なら、働く時間を増やすだけでなく、旅に必要なお金を抑える方法も考えます。
- 普段の支払いでポイントをためる
- クレジットカードの特典を旅に使う
- 交通費が安くなる切符や予約方法を調べる
- ポイントサイトを必要な範囲で利用する
- 宿泊費と移動費の優先順位を決める
節約するために旅をやめるのではなく、旅へ出るために、日常の支払い方を整えるという考え方です。
ただし、ポイントを追いかけすぎるのも違うと思っています。
キャンペーンを毎日確認し、複数のサービスを管理し、わずかな差のために時間を使いすぎたら、本末転倒です。
私も以前、複数のポイントサイトへ登録しすぎて、交換に必要なポイントまで届かないまま失効させたことがあります。
その失敗と、今なら一つに絞る理由は、「金欠大学生のポイ活入門|複数サイトに登録しすぎて失敗した私がモッピーをすすめる理由」で書いています。

ポイントは目的ではなく、好きなことに使えるお金と時間を少し残すための手段です。
旅の経験をブログへ残せば、使った時間が自分の資産になる
鉄道旅へ出ると、お金は減ります。
以前の私なら、「そのお金を返済に回すべきではないか」と考えていたと思います。
今は、旅で得た経験をブログへ残すことも考えるようになりました。
乗った列車、移動中に感じたこと、失敗した予約、現地で困ったこと。自分にとっては普通の経験でも、同じ旅を考えている人には参考になる可能性があります。
うまくいけば、記事から収益が発生するかもしれません。
ただし、ブログを書けば簡単に稼げるとは思っていません。
記事を書いても読まれないことはあります。時間をかけても、収益がほとんど出ないこともあります。
それでも私は、旅ブログを続けたいと思っています。
お金にならなくても、好きなことを書いているだけだからです。
好きな鉄道旅へ出て、その経験を文章に残す。それをコツコツ続ける。
収益だけを目的にすると、結果が出ない時期が苦しくなります。しかし、もともと好きな旅の記録なら、収益が出なくても自分の中には残ります。
私が選びたいのは、収入を最大化する生活ではない
収入を増やすことが悪いわけではありません。
奨学金を早く返したい人もいれば、一定期間だけ仕事を増やしたい人もいるでしょう。
私も、お金がなくて働くしかないと思っていた時期があります。その判断自体を、今の自分から全否定するつもりはありません。
ただ、今なら次の基準で考えます。
- 増えるお金に対して、失う時間が大きすぎないか
- 仕事の疲れで休日まで動けなくならないか
- 好きな一人旅を続けられるか
- その経験が自分の中に残るか
- 失敗しても生活を立て直せる範囲か
お金を増やすことより、自分の時間を守ることを優先する。
それが今の私に合う生き方です。
まとめ|返済だけで人生を終わらせたくない
奨学金がなかなか減らず、私は返済のためだけに働いているような気持ちになりました。
お金を増やそうとして仕事を増やし、好きだった一人旅や鉄道旅の時間まで失いました。
今なら、ただ馬車馬のように働く以外の方法も考えます。
- ポイントやクレジットカード特典で旅費を抑える
- 自分の時間を奪いすぎる働き方を避ける
- 旅の経験をブログへ残す
- 収益が出なくても好きなことをコツコツ続ける
奨学金は返します。
でも、返済だけで自分の人生を終わらせる必要はありません。
以前の私は、お金が欲しくて時間を差し出していました。
今の私は、お金より時間が欲しいかもしれないと思っています。
独身生活を謳歌しながら、鉄道旅へ出て、その経験をブログに残す。
すぐにお金にならなくても構いません。好きなことだから、焦らずコツコツ続けていきます。



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