共通テストで思うような点数が取れなかった直後は、「もう第一志望は無理かもしれない」「志望校を変えるべきか」と考えてしまうと思います。
私も、現在の共通テストの前身であるセンター試験で失敗しました。特に古文は5点、リスニングは10点。自己採点の結果を見た瞬間は、目の前が真っ暗になりました。
それでも、結果を見た翌日には勉強を再開しました。
志望校を変えるかどうかは迷ってもいい。ただし、迷っている間も二次試験の勉強までは止めない。
これが、今振り返って一番大きかった判断です。
この記事では、共通テストで失敗した私が、二次試験へ気持ちと勉強をどう切り替えたのかを紹介します。逆転合格を保証する方法ではありません。しかし、失敗した翌日からやり直すための材料にはなると思います。
共通テストで失敗した翌日にやること
まず、次の3つだけ始めてください。
- 自己採点と判定を確認する
- 志望校の二次試験科目と配点を確認する
- 二次試験の過去問を1年分だけ開く
この時点で完璧な出願判断をする必要はありません。
出願先を考えることと、勉強を再開することは別です。
私は結果に落ち込み、「志望校を変えた方がよいのではないか」と迷いました。しかし、考えているだけでは記述式の感覚は戻りません。そこで、志望校を最終決定する前から二次試験対策を再開しました。
まずは落ち込んでいる自分を否定しなくていい
共通テスト直後に気持ちを切り替えられなくても、それはおかしなことではありません。
私も古文5点、リスニング10点という結果を見て絶望しました。それまで勉強してきた時間まで否定されたように感じたからです。
今なら、無理に「大丈夫」と思い込まなくてもよいと考えます。
落ち込んだままでも、過去問を机に出すことはできます。
気持ちが前向きになるのを待ってから動くのではなく、小さく動いた後で気持ちが追いついてくることもあります。私はそのタイプでした。
志望校を変えるかは、共通テストの点数だけで決めない
第一志望を維持するか、出願先を変えるかは簡単に決められません。
少なくとも、次の項目は確認した方がよいと思います。
| 確認項目 | 見る理由 |
|---|---|
| 共通テストと二次試験の配点 | 二次試験で挽回できる余地が違うため |
| 過去の合格最低点 | 必要な得点の目安を考えるため |
| 二次試験科目の得意・不得意 | 自分に逆転の可能性があるか判断するため |
| 安全校や後期日程 | 第一志望だけで判断しないため |
| 学校や予備校の面談 | 自分だけでは見落とす情報を補うため |
第一志望を変えないことだけが正解ではありません。
二次試験の配点や得意科目によっては挑戦できますが、共通テストの比重が大きい大学では厳しい判断も必要です。学校や予備校の先生、保護者とも相談し、最新の募集要項を確認してください。
浪人するか迷う場合は、浪人を経験した立場から「誰にでも勧められる選択ではない」と考えた理由もまとめています。
現役で志望校に落ちたら浪人すべきか?浪人経験者が反対する理由

共通テスト型から二次試験の記述式へ切り替える
共通テスト後に私が重視したのは、記述式の感覚を取り戻すことでした。
マーク式では選択肢から答えを選びますが、記述式では考え方を答案として書く必要があります。数学なら途中式、英語なら英作文、国語なら根拠を文章にする練習が必要です。
私は第一志望校の過去問を5年分解き直しました。最初は思うように解けず、かなり焦りました。
それでも2回、3回と繰り返すうちに、少しずつ記述の感覚が戻ってきました。
過去問は合格可能性を占うためだけでなく、残り期間に何を直すか見つけるために使います。
過去問を解いて終わりにせず、間違えた理由を残す方法は別の記事で詳しく整理しました。
大学受験の問題集・過去問の使い方|赤ペンで丸写しせず自分の弱点を潰す方法

新しい参考書に手を出して失敗した
共通テストで失敗すると、「今までの勉強では足りなかった」と感じ、新しい参考書を買いたくなります。
私も新しい教材に手を出しました。しかし、残り時間が少ない中で新しい構成や解説に慣れようとして、かえって焦りが増えました。
直前期に必要だったのは教材を増やすことではなく、すでに持っている教材から解けない問題を減らすことでした。
もちろん、二次試験で初めて必要になる分野の教材まで否定するつもりはありません。ただ、「不安だから買う」のであれば、一度立ち止まった方がよいと思います。
参考書を増やす前に、学校の問題集と過去問を繰り返すべきだと考える理由も書いています。
大学受験の参考書は学校の問題集と過去問で十分|買いすぎる前に考えてほしいこと

二次試験までの過ごし方
最初の3日:現状を確認する
- 共通テストの判定を確認する
- 志望大学の配点と募集要項を確認する
- 二次試験の過去問を1年分解く
- 先生や予備校の面談日を決める
最初から長時間勉強することより、二次試験へ頭を切り替えることを優先します。
最初の1週間:弱点を絞る
過去問を通して、次のように弱点を具体化します。
- 知識不足なのか
- 時間が足りないのか
- 答案の書き方が悪いのか
- 計算ミスや読み違いが多いのか
「数学が苦手」「英語が苦手」だけでは、残り期間に何をすべきか決まりません。直せる単位まで細かく分けることが大切です。
試験直前まで:生活リズムを崩さない
共通テストが終わると、一度大きな試験を終えた安心感から生活が崩れやすくなります。
私は同じ時間に起き、同じような時間帯に勉強することを意識しました。
毎日100点の勉強を目指すより、勉強を完全に止めない方が再スタートしやすいです。
試験当日に特別なことを増やさず、普段の力を出すための準備はこちらにまとめています。
試験日当日は普段通りでいい|大学受験で平常心を保つための本音アドバイス

逆転合格を狙うときの注意点
- 「絶対に逆転できる」と思い込まない
- 判定だけで即座に諦めない
- 二次試験の配点を必ず確認する
- 新しい教材を不安だけで増やさない
- 睡眠時間を削りすぎない
- 出願日程は必ず公式情報で確認する
逆転合格という言葉は魅力的ですが、誰にでも同じ可能性があるわけではありません。
厳しい状況なら志望校を変える判断も必要です。それは逃げではなく、自分の進路を現実的に考えた結果です。
共通テストで失敗しても、翌日からやり直せる
私は共通テストの結果を見たとき、本当に絶望しました。
それでも翌日から勉強を再開し、過去問を解き直しました。最初から前向きだったわけではありません。迷いながら、とりあえず手を動かしたという方が正確です。
失敗した事実は変えられません。しかし、失敗した翌日に何をするかは変えられます。
第一志望を維持するかどうかは、配点や判定、自分の得意科目を見ながら慎重に決めてください。ただ、その判断が終わるまで勉強も止める必要はありません。
まずは今日、二次試験の過去問を1年分だけ机に出してみてください。全部解けなくても構いません。そこで見つかった一つの弱点が、明日からやることになります。



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