今年もとうとう12月を迎えました。大学受験を控えている受験生にとっては、受験本番まで1ヶ月を切り緊張感が増してきた頃だと思います。
大学受験を2度受けた私から、12月に行うべき勉強をハッキリ言います。
結論:12月は「大学入学共通テスト対策」一択です。
国立大学への進学を希望している受験生の最初の関門は、大学入学共通テスト。共通テストの良し悪しで、合否はもちろん、二次試験に対するモチベーションも左右されます。だから、共通テストは絶対失敗できません。
しかし、重要なのに対策してこない人も多い。理由は単純で、「共通テストは二次の前哨戦」と舐めているからです。この記事を読んでいるあなたは、共通テストを万全にしてライバルに差をつけましょう。
では、具体的に何をするか。やることはシンプルです。
使う問題集は過去問(余裕があれば予想問題集)
この時期の共通テスト対策は、過去問をこなすことが最善です。あなたが受験するすべての科目の過去問に取り組みましょう。1科目でも欠けたらダメです。得意・苦手は関係ありません。
目安は「本試験8年分」。共通テストだけで年数が足りない分は、センター試験過去問で補って8年分を作ってください(目的は“形式慣れ”と“処理速度”の底上げです)。
ただし英語だけは注意。共通テスト移行で出題形式が大きく変わっているので、センター英語を回すより「共通テスト形式」の演習を優先した方が安全です。
また、大手予備校の「共通テスト予想問題集」もありますが、優先すべきは過去問です。時間に余裕がある人だけ、苦手科目のみ追加でOK。全科目をやろうとすると普通に潰れます。
ここで多くの受験生が詰むのが「過去問の回し方が雑」問題です。解いて、丸付けして、間違えた解答を赤ペンで写して満足……これ、意味がありません。もし心当たりがあるなら、先に“問題集の正しい使い方”だけでも確認して、12月の演習効率を上げてください。

土日は本番と同じスケジュールで過去問を解く
土日は共通テスト本番と同じスケジュールで過去問演習を行いましょう。共通テストは休憩時間が長いですが、そこも含めてしっかり守ってください。
土日に本番と同じ流れで回しておくと、本番当日も「練習と同じ感覚」で突っ込めます。大学受験本番は、あなたの能力をいかに出し切れるかがキーポイントです。だから、力を出し切れるように体を慣らしておく。これが12月の勝ち筋です。
ちなみに2026年度(令和8年度)の共通テスト本試験は、1月17日(土)・18日(日)に実施予定です。12月はこの試験日程に向けて生活と学習を合わせにいく月です。
解答時間と復習時間は6:4(ただし復習は「短く深く」)
過去問演習に取り組むときは、問題を解く時間と答え合わせ・復習の時間を6:4の比率にしましょう。
受験本番まで1ヶ月を切ったこの時期に、すぐに得点源になりにくい問題(初耳の内容など)に深入りするのは危険です。重要なのは「あと一押しで得点源になる問題」を自分のものにして、本番で確実に取れる状態にすること。
だから復習時間をできるだけ少なくして、問題演習を繰り返す。ただし「解いたまま放置」は無意味です。答え合わせと解説は必ず読み、失点原因を一言でいいから言語化して次に潰してください。
もしあなたが共通テストで「時間が足りない」タイプなら、演習の質を上げるために“時間切れ対策”も一度だけ入れておくと得します。特に国語と英語の長文で詰む人は多いので、先に「選択肢の作られ方」を知っておくだけで、過去問演習の伸びが変わります。

二次試験対策は「触れる程度」でOK(ゼロは事故る)
12月は共通テストの対策を重点的に行うべきです。ただし二次対策を完全にゼロにすると、記述の感覚が死にます。
だから二次は「維持」だけでいい。膨大な時間は不要です。1日に大問1つ解ければ十分でしょう。今まで積み上げたものを崩さないための最低ラインとして、淡々と触れてください。
(補足)11月の段階で「二次対策と共通テストの切り替え」に迷走している人は、12月に入る前に一回整理した方がいいです。土台が整うと、12月の過去問が“作業”になって強い。

体調管理は怠るな(でも睡眠と食事を削るな)
12月や1月はただでさえ風邪を引きやすい季節です。受験が近づくプレッシャーで体調を崩す受験生もいます。この時期に体調を崩して勉強できないのは重大なロス。
風邪予防は、手洗い・うがい、3食食べる、睡眠をとる。結局これが一番強いです。
受験が近づくと「勉強が最優先」と食事や睡眠を削る受験生が出現しますが、あえて言います。食事と睡眠をしっかり取った方が、集中力が持つし、ストレスも減る。さらに規則正しい生活の方が、勉強した内容が頭に入りやすく効率的です。
12月に必ず確認:Web出願と受験票(ここで詰むのはマジで損)
ここは勉強法とは別枠で言います。2026年度(令和8年度)から共通テストはWeb出願で、受験案内や受験上の注意はダウンロード形式で案内されています。
そして一番大事。受験票は郵送されません。共通テスト出願サイトのマイページから各自で取得・印刷して、試験当日に持参する方式です。
受験票の取得開始は2025年12月10日からと報じられています。
これを知らずに直前でバタつくのは、本当に損です。12月のうちに一度だけ確認しておきましょう。
最後に:油断大敵。自分を信じて突き進め
今回は受験本番を1ヶ月後に控えた受験生が、12月にどうするべきかをまとめました。この記事を一言で表現すると、
よく食べて、よく寝て、過去問を何年分もこなせ。
この時期になって焦っても仕方ありません。新しいことを増やすより、過去問を使った練習を何度も行い、本番であなたの力を発揮できる状態に整える。それが合格への近道だと思います。
そして、万が一共通テストで思うようにいかなかったとしても、受験は終わりません。ここで止まるか、次の日から動けるかで、未来は変わります(保険ではなく、最後の逆転カードとして)。



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