5月の函館旅行では、何を着ればよいのか。
先に結論を書くと、日中に調整しやすい春服に、風を通しにくいアウターと、朝晩用の薄い防寒着を足すのが失敗しにくいと思います。
私は「北海道とはいえ、函館なら5月はもう春だろう」と考え、持っていく予定だったウルトラライトダウンを忘れました。
結果、市電を待っている時間に冷え、夜の観光を切り上げ、寒さをごまかすために歩き続ける旅になりました。
失敗の本質は、ダウンを忘れたことだけではありません。寒いと気づいた後も、「まだ我慢できる」と考えて対策を後回しにしたことでした。
この記事では、5月の函館で実際に服装を間違えた経験から、日中、朝晩、市電待ち、函館山観光で困りにくい服装を整理します。
5月の函館の服装は「春服+脱ぎ着できる防寒」が基本
5月の函館では、一日中ダウンを着続ける必要があるとは限りません。日差しがあり、歩いていると暑く感じる日もあります。
一方で、朝晩や風の強い時間帯は、本州の5月と同じ感覚でいると寒く感じることがあります。
| 場面 | 服装の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 日中の街歩き | 長袖+薄手の防風アウター | 歩くと暑くなるため、脱ぎ着しやすさを優先 |
| 朝晩 | 長袖+防風アウター+薄い防寒着 | 日中の暖かさだけで判断しない |
| 市電・バス待ち | 風を通しにくい上着 | 止まっている時間に冷えやすい |
| 函館山・夜景観光 | ライトダウンなどの携帯できる防寒着 | 夜と風を想定して一段暖かくする |
| 雨の日 | 防風・防水性のあるアウター | 濡れるとさらに寒く感じやすい |
大切なのは、厚着を固定することではなく、その日の気温と行動に合わせて調整できることです。
5月の函館は、同じ月でも気温差が大きい
気象庁の2025年5月の函館観測値では、月平均気温は13.5℃でした。ただし、同じ月の最低気温は2.8℃、最高気温は23.8℃です。
平均気温だけを見ると、「少し寒い春」くらいに見えます。しかし、実際には朝晩が一桁になる日もあれば、日中に20℃を超える日もあります。
そのため、「5月だからこの服」と一つに決めるより、出発直前の予報を確認したうえで、脱げる防寒着を一枚持つ方が安心です。
服装とは別に、5月の函館を「本州と同じ春」と考えて失敗した感覚は、「5月の函館は春ではなかった」で詳しく振り返っています。

私はウルトラライトダウンを忘れた
本当はウルトラライトダウンを持っていく予定でした。
ところが、到着してから忘れたことに気づきました。
最初は「まあ、現地で必要になったら買えばいいか」と考えていました。しかし、必要なタイミングで自分に合う商品やサイズがすぐ見つかるとは限りません。
何より、私は寒さに気づいてからも、しばらく次のように考えていました。
- 寒い
- でも、まだ我慢できそう
- もう少し様子を見よう
その結果、寒さに少しずつ体力を削られました。
今振り返ると、忘れ物よりも、「失敗に気づいたのに我慢で通そうとしたこと」の方が問題でした。
失敗したら、その時点で予定を変えてもよい。服を買う、ホテルへ戻る、夜の観光をやめる。旅行中でも、やり直す方法はあります。
寒さは歩いている時より、止まった時にきつかった
歩いている間は、まだ耐えられました。
体を動かしているので暖かくなり、「これなら大丈夫かもしれない」と思えます。
しかし、市電の停留所で立ち止まると、一気に寒さを感じました。
私がつらかったのは、気温そのものだけではありません。
- 冷たい風を受けながら待つ
- いつ来るかを気にしながら動けない
- 混雑した車内に乗る
- 降りた後に、また寒い場所を歩く
寒さは我慢できるかどうかではなく、移動方法や観光時間まで変えてしまいます。
夜になると、さらに無理をする気持ちがなくなりました。寒いし、暗いし、疲れている。それでも予定通りに動く理由はありません。
私は夜の予定を切り上げ、ホテルへ戻りました。
当時は「せっかく函館まで来たのに」と少し思いましたが、今なら同じ判断をします。予定を全部こなすことより、次の日まで旅を楽しめる状態を残す方が大切です。
寒さをごまかすために歩いたら、旅の内容が変わった
止まると寒いので、私は歩きました。
かなり消極的な理由ですが、歩き続けると体が温まります。
そして、実際に歩いてみると、函館は街並みを見ながら移動するのが楽しい場所でした。
- 歩くと寒さをごまかせる
- 街並みがきれいで、移動が単なる苦行にならない
- 地図で見るより、街がコンパクトに感じられる
- 市電だけでは見落とす景色に気づける
服装の失敗が、移動手段と旅のテンポを変えました。
もちろん、「薄着で行った方が旅が楽しくなる」と勧めるつもりはありません。次に行くなら、私は迷わず防寒着を持っていきます。
それでも、失敗した後に歩く選択をしたことで、旅そのものが完全な失敗にならなかったのは確かです。
そのまま歩き続けた結果、五稜郭の桜に救われた日のことは、「寒さに追われて歩いた函館、五稜郭の桜ですべてが報われた話」にまとめています。

5月の函館で私が次に持っていく服装
もう一度5月に函館へ行くなら、次の組み合わせにします。
上半身
- 長袖のインナー
- シャツ、スウェット、薄手のニットのいずれか
- 風を通しにくいアウター
- 小さく収納できるライトダウン
ポイントは、全部を着続けるのではなく、暑ければ脱げることです。
下半身
- 風を通しにくい長ズボン
- 長時間歩いても疲れにくい靴
- 雨予報なら濡れにくい靴
私は寒さ対策で歩く時間が増えました。長く歩く予定がなくても、函館旅行では歩きやすさを軽視しない方がよいと思います。
小物
- 薄手のストールまたはネックウォーマー
- 折りたたみ傘
- 必要に応じて薄手の手袋
全員に手袋が必要とは思いません。ただし、寒がりな人、朝早くから動く人、夜景を見る人は、軽い防寒小物があると安心です。
ライトダウンを持っていくべき人、なくても対応しやすい人
持っていくことを勧めたい人
- 寒がりな人
- 朝早くから観光する人
- 函館山の夜景を見る人
- 市電やバスを長く待つ可能性がある人
- 旅行日の最低気温が一桁になる予報の人
- 雨や強風が予想される日に行く人
防風アウターと重ね着で対応しやすい人
- 暑がりな人
- 晴れた日中だけ観光する人
- 屋内観光が中心の人
- こまめにホテルや施設へ戻れる人
「5月の函館には全員ダウン必須」ではありません。ただし、持ち運べる薄い防寒着があると、行動の自由度は上がります。
服装を決める前に確認したい3つのこと
- 最低気温
最高気温だけでなく、宿を出る時間と戻る時間の気温を確認します。 - 風と雨
同じ気温でも、風や雨があると体感は変わります。 - 立ち止まる予定
市電待ち、夜景、屋外イベントなど、動かない時間が長いほど防寒を一段強くします。
私は気温の数字を見て、「少し寒い程度だろう」と考えました。しかし、旅行中の服装は平均気温だけでは決まりません。
何度になるかだけでなく、その気温の中で何をするのかまで考えることが大切です。
函館までの移動も含めて準備したい人へ
新千歳方面から鉄道で函館へ向かう場合は、「千歳から函館・北斗へ移動した記録」も旅程を考える材料になります。

移動日には、車内と屋外の温度差もあります。荷物を増やしすぎたくない人ほど、厚手の服を一枚持つより、薄い衣類を重ねて調整する方が動きやすいと思います。
まとめ|5月の函館は、春服だけで決め打ちしない
5月の函館は、日中に暖かく感じる日もあれば、朝晩に一桁まで冷える日もあります。
私の結論は次のとおりです。
- 日中は長袖と薄手のアウターを基本にする
- 風を通しにくい上着を選ぶ
- 朝晩や函館山に備えて、携帯できる防寒着を持つ
- 平均気温だけでなく、最低気温、風、雨、待ち時間を見る
- 寒ければ予定を短くしてもよい
私はウルトラライトダウンを忘れ、服装選びには失敗しました。
しかし、寒さを避けるために歩いたことで、函館の街並みと五稜郭の桜が強く記憶に残りました。
失敗したからといって、旅の全部が失敗になるわけではありません。途中で予定を変えればいいし、次の旅行で直せばいい。
ただし、次に5月の函館へ行くときは、私はライトダウンを忘れません。



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