広島は、日帰りでも行けます。
実際に私は、令和元年5月に名古屋から新幹線で日帰り広島一人旅をしました。原爆ドーム、宮島、厳島神社、広島城を回ることもできました。
でも、今なら同じ旅程にはしません。
平和記念資料館には行けなかった。牡蠣も食べられなかった。広島城も、今思えばもっとゆっくり見ればよかった。
何より、原爆ドームと平和記念公園は、予定を詰め込んで駆け足で見る場所ではないと思っています。
この記事では、広島へ2回行った私が、実際に行ってよかった場所をランキング形式でまとめます。
ただし、単なる観光地ランキングではありません。
「楽しかった順」というより、「印象に残った順」に近いです。
広島旅行の計画に使えるように、今ならどう回るか、日帰りで行って後悔したことも含めて整理します。
広島へ2回行って、今なら日帰りでは行かないと思った
私はこれまで広島へ2回行きました。
1回目は、令和元年5月。大学院2年の春に、名古屋から新幹線で日帰り一人旅をしました。
このときの話は、別記事でも詳しく書いています。

2回目は、アメリカ研修後にアメリカ人の友人と行った広島旅行です。
原爆ドーム、平和記念公園、宮島、厳島神社を一緒に歩きました。普段よく話す友人が、原爆ドームや平和記念公園では静かだったことが印象に残っています。
その時の複雑な気持ちは、こちらの記事で書きました。

広島は、名古屋から日帰りでも行けます。
実際、私は日帰りで原爆ドーム、宮島、厳島神社、広島城を回りました。
ただ、行けることと、満足して回れることは違います。
今なら、新幹線利用でも1泊2日。鈍行旅なら2泊3日はほしいです。
特に、原爆ドームと平和記念公園は、時間を忘れて、心を無にしてその場を感じるべき場所だと思っています。
一方で、宮島や厳島神社は観光地としての楽しさがあります。海沿いの雰囲気、参道の人の流れ、食べ歩きの空気も含めて、原爆ドーム周辺とはまったく違う広島を感じられます。
だからこそ、広島旅行は少し余白を持った方がいいです。
広島旅行で行ってよかった場所ランキング
ここからは、私が実際に広島へ行って印象に残った場所をランキング形式で紹介します。
繰り返しますが、「楽しかった順」ではありません。
行ってよかった順というより、印象に残った順です。
楽しかった場所もあれば、楽しいという言葉では片づけられない場所もあります。
1位 原爆ドーム
広島旅行で一番印象に残っているのは、原爆ドームです。
初めて広島へ行くなら、必ず時間を取って訪れてほしい場所です。特に日本人なら、一度は現地でその静けさを感じてほしいと思っています。
自分にとって、原爆ドームは観光地ではありませんでした。
周りは都市です。普通に車も人も流れています。建物もあります。
でも、原爆ドームの周辺だけは、そのまま残されたように感じました。
教科書でも大学でも、原爆については知識として学んでいました。私は原子力を専攻していたので、放射線の影響や原子力の仕組みも学んでいました。
それでも、実際にその場に立つと、何も考えられませんでした。
知識として知っていることと、現地で何も考えられなくなる感覚は違いました。
一人旅で広島へ行ったとき、原爆ドームの周りでは、子どもも含めて誰も大きな声を出していないように感じました。観光地なのに、観光地らしい賑やかさがない。
都市の中なのに、そこだけ音が抜け落ちているような感覚がありました。
結局この旅行で一番印象に残ったことは、原爆ドームの静けさです。
宮島も楽しかった。厳島神社も印象的だった。広島城にも行きました。
でも、広島旅行を思い出すと、最初に出てくるのは原爆ドームの前で何も考えられなかった感覚です。
原子力を学んだ立場から広島で感じたことは、別記事でも整理しています。

2位 平和記念公園
2位は平和記念公園です。
ここも、観光スポットというより、静かに立ち止まる場所だと思っています。
原爆ドームとセットで訪れたい場所ですが、ただ通り過ぎるのはもったいないです。
私は一人旅のとき、平和記念資料館には行けませんでした。日帰り弾丸旅行で時間が足りなかったからです。
今振り返ると、申し訳なかったと思っています。
原爆ドームを前にして、観光ではないと感じた。それなのに、その背景をもっと深く知る場所まで行けなかった。
時間がなかったと言えばそれまでですが、広島という場所への向き合い方が浅かったのかもしれません。
アメリカ人の友人と広島へ行ったときも、平和記念公園は印象に残っています。
普段よく話す友人が静かだったこと。記念碑の前で友人が言った「Good!」の意味を、結局聞けなかったこと。
一人で行ったときの静けさとは、また違う静けさでした。
一人旅では、場所そのものに圧倒される静けさでした。
友人と行ったときは、友人の反応が気になって、自分の感情どころではなくなる静けさでした。
同じ広島でも、誰と行くかで感じ方は変わるのだと思います。
その違いはこちらの記事で詳しく書いています。

3位 宮島
3位は宮島です。
宮島は、原爆ドーム周辺とは対照的に、観光地としての広島を感じられる場所でした。
人が多く、活気がありました。
ただ、「神社が賑やか」という表現は少し違う気がします。
正確には、宮島全体、参道、食べ歩きの雰囲気、観光客の流れ、海沿いの空気が賑わっていたという感覚です。
原爆ドーム周辺で感じた静けさとは、まったく違う広島でした。
広島旅行で「楽しむ側」の記憶として残っているのが宮島です。
だから、初めて広島へ行くなら、原爆ドームや平和記念公園だけでなく、宮島も入れた方がいいと思います。
広島は重いだけの旅先ではありません。
宮島に行くと、観光地としての楽しさもちゃんとあります。
ただし、宮島は移動に時間がかかります。
新幹線で広島まで来て、そこから電車やフェリーで宮島へ向かうと、思っている以上に時間を使います。
だからこそ、日帰りで原爆ドーム、平和記念公園、宮島、厳島神社、広島城まで詰め込むと、どこかで取りこぼしが出ます。
私の場合、それが平和記念資料館とグルメでした。
4位 厳島神社
4位は厳島神社です。
厳島神社は、海の上にある雰囲気が印象的な場所でした。
神社としての厳かさもありつつ、海の上に建っている独特の景色が残っています。
宮島へ行くなら、厳島神社はセットで訪れたいです。
一人旅でも、アメリカ人の友人との旅行でも訪れました。
原爆ドームや平和記念公園とは違い、厳島神社は「広島へ旅行に来た」という実感が分かりやすく残る場所でした。
海、鳥居、参道、人の流れ。
写真で見る広島のイメージに近い場所かもしれません。
ただ、ここも急いで見るより、少し余裕を持って行った方がいいです。
宮島全体を歩きながら、海沿いの雰囲気も含めて楽しむ方が、厳島神社の印象も残りやすいと思います。
5位 広島城
5位は広島城です。
正直に言うと、当時はあまり印象に残っていません。
これは広島城が悪かったというより、私の回り方が悪かったです。
日帰り弾丸旅行だったので、「広島城も行った」という感じで、深く見られていませんでした。
ただ、今は広島城天守が閉城していることを考えると、もっとゆっくり見ればよかったと思っています。
旅先で今見られるものが、いつまでも同じ形で見られるとは限りません。
その意味で、広島城は後から惜しさが残っている場所です。
当時は「原爆ドーム、宮島、厳島神社、広島城まで回れた」と思っていました。
でも今振り返ると、回れたことと見られたことは違います。
広島城は、まさにその違いを感じる場所です。
6位 路面電車
6位は路面電車です。
観光スポットそのものではありませんが、広島らしい移動体験として印象に残っています。
路面電車に乗ると、街中を移動している実感があります。
新幹線で広島駅に着いて、そこから路面電車で移動する。
この流れだけでも、広島に来た感じがありました。
旅行では、目的地だけでなく移動も記憶に残ります。
私の場合、鉄道旅や車なし旅行への関心が強いので、路面電車のような移動手段はけっこう好きです。
観光名所ランキングには入りにくいかもしれませんが、広島旅行の体験としては外せません。
7位 JR移動
7位はJR移動です。
現時点では順位は低めです。
ただ、これは新幹線中心、目的地中心で広島へ行ったからかもしれません。
もし鈍行旅で広島へ行ったら、JR移動の印象はもっと上がる気がします。
私は一人鈍行旅にも興味があります。
新幹線で一気に行く広島も便利ですが、鈍行で時間をかけて向かう広島は、また違う印象になると思います。
名古屋から広島まで鈍行で行くなら、日帰りではなく2泊3日くらいは欲しいです。
移動そのものを楽しむ旅にするなら、目的地に着くまでの時間も含めて記事にできる気がします。
8位 グルメ後悔枠
8位は、あえて「グルメ後悔枠」です。
広島グルメは、正直あまり楽しめていません。
一人旅のとき、宮島の屋台は閉店間際で、牡蠣を食べられませんでした。
広島まで行ったのに、牡蠣もお好み焼きもあまり楽しめていない。
これはかなり後悔があります。
だからこの記事では、「おすすめグルメ」として偉そうに紹介することはできません。
むしろ、これから広島へ行く人には、時間に余裕を持ってグルメも楽しんでほしいです。
日帰りで観光地を詰め込むと、グルメが後回しになります。
私がまさにそうでした。
広島旅行は、原爆ドームや平和記念公園で静かに立ち止まる時間も必要です。
でも、宮島や広島市内で食べる楽しみもあります。
その両方を味わうなら、やはり日帰りでは余白が足りません。
今なら1泊2日でこう回る
もし今、初めて広島へ行く人におすすめするなら、新幹線利用でも1泊2日をすすめます。
日帰りでも行けます。
でも、余白がありません。
原爆ドーム、平和記念公園、平和記念資料館、宮島、厳島神社、広島城、グルメ。
これらを全部それなりに味わうなら、少なくとも1泊2日はほしいです。
1日目:宮島・厳島神社
1日目は、宮島・厳島神社に行きます。
理由は、宮島は移動に時間がかかるからです。
初日に余裕を持って宮島へ向かい、参道や海沿いの雰囲気も含めて楽しみたいです。
宮島は、原爆ドームや平和記念公園とは違って、観光地としての広島を感じられる場所です。
島全体、参道、観光客の流れ、海沿いの雰囲気も含めて賑わっていました。
ここで急ぎすぎると、私のように牡蠣を食べ損ねるかもしれません。
宮島では、観光だけでなく、食べ歩きの時間も確保した方がいいです。
2日目:原爆ドーム・平和記念公園・平和記念資料館
2日目は、原爆ドーム・平和記念公園・平和記念資料館に時間を使います。
ここは、旅の後半に落ち着いて向き合いたい場所です。
原爆ドームと平和記念公園は、予定を詰め込んで駆け足で見る場所ではないと思っています。
観光スポットとして消費するより、静かに立ち止まる場所です。
私は日帰り一人旅のとき、平和記念資料館に行けませんでした。
今振り返ると、そこが一番の後悔かもしれません。
だから、今なら2日目に時間を確保して訪れます。
原爆ドームを見て、平和記念公園を歩き、平和記念資料館まで行く。
その後に、無理に予定を詰めすぎない。
これくらいの余白があった方が、広島旅行として満足できると思います。
広島旅行で後悔しないために気をつけたいこと
広島旅行で後悔しないために、私が伝えたいことは3つあります。
1つ目は、日帰りで行けるからといって、詰め込みすぎないことです。
私は名古屋から日帰りで広島へ行きました。回れた場所だけ見れば、かなり充実しています。
でも、平和記念資料館には行けませんでした。牡蠣も食べられませんでした。広島城も深く見られませんでした。
2つ目は、原爆ドームと平和記念公園には、時間を取ることです。
ここは、写真を撮って終わる場所ではないと思います。
何かを学ばなければいけない、と力む必要はないかもしれません。
でも、少なくとも駆け足で通り過ぎる場所ではありません。
3つ目は、広島を「重い旅先」と決めつけないことです。
広島には、原爆ドームや平和記念公園のように静かに立ち止まる場所があります。
一方で、宮島や厳島神社のように、観光地として楽しめる場所もあります。
広島は、楽しいだけの旅先ではありません。
でも、重いだけの旅先でもありません。
楽しさと静けさの両方を持ち帰る旅先だと思います。
まとめ|広島は楽しさと静けさの両方を持ち帰る場所
広島は、日帰りでも行けます。
実際に私は、令和元年5月に名古屋から新幹線で日帰り広島一人旅をしました。
原爆ドーム、宮島、厳島神社、広島城を回ることもできました。
でも、今なら同じ旅程にはしません。
平和記念資料館には行けなかった。牡蠣も食べられなかった。広島城も、今思えばもっとゆっくり見ればよかった。
何より、原爆ドームと平和記念公園は、予定を詰め込んで駆け足で見る場所ではないと思っています。
初めて広島へ行くなら、特に日本人なら、原爆ドームには必ず時間を取って訪れてほしいです。
平和記念公園も、観光スポットというより、静かに立ち止まる場所だと思っています。
一方で、宮島や厳島神社には、原爆ドーム周辺とは違う観光地としての広島があります。
宮島全体の賑わい、海の上にある厳島神社の雰囲気も、広島旅行で印象に残っています。
だから、今なら新幹線利用でも1泊2日。
鈍行旅なら2泊3日で回りたいです。
広島は、楽しいだけの旅先ではありません。
でも、重いだけの旅先でもありません。
楽しさと静けさの両方を持ち帰る場所。
だからこそ、初めて広島へ行くなら、少し余白のある旅程で訪れてほしいと思います。



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