PS2『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX』レビュー|一般兵として一年戦争を戦うミッションモードが面白い

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PS2の『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX』は、2001年に発売された作品です。

現在の感覚で見れば、グラフィックも操作感も完全にレトロゲームです。それでも私は、一人で一年戦争を遊ぶガンダムゲームとして、今でも独自の面白さが残っていると思っています。

特に面白いのがミッションモードです。

アムロやシャアのようなエースパイロットを操作するのではなく、連邦軍またはジオン軍の一兵士として任務を進めます。配備されたモビルスーツを使い、損傷した機体を修理し、次の任務に備える必要があります。

万能なガンダムで無双するゲームではなく、手元にある機体をやりくりしながら一年戦争を生き残るゲームです。

私は新しいVS.シリーズより、昔の宇宙世紀を扱ったVS.シリーズの方が好きです。速くて派手な対人戦よりも、ゲームのときくらい人間関係を忘れて、一人でガンダムの世界に浸りたいからです。

この記事では、『連邦vs.ジオンDX』のミッションモードが今でも面白いと思う理由、おすすめの任務、今から遊ぶ場合の注意点を紹介します。

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『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX』は今でも面白いのか

結論から言うと、一人用のミッションモードを重視する人なら、今でも遊ぶ価値があると思います。

向いている人一年戦争が好き、一人用モードが好き、量産機を使いたい、機体管理を楽しみたい
向いていない人最新のグラフィックを求める、高速な対戦をしたい、オンライン対戦を重視する
一番の魅力一般兵として一年戦争を戦えるミッションモード
注意点古い作品なので、遊ぶための本体や環境を用意する必要がある

アーケードモードや対戦モードもありますが、今からこの作品を遊ぶなら、私が一番おすすめしたいのはミッションモードです。

対戦や使用できる機体数だけを求めるなら、後発作品の方が充実しています。しかし、一般兵として配備された機体をやりくりする体験は、『連邦vs.ジオンDX』ならではです。

ミッションモードでは一兵士として一年戦争を体験できる

ミッションモードでは、連邦軍またはジオン軍の一兵士として一年戦争を戦います。

ここが、アニメの有名パイロットを操作するガンダムゲームとの大きな違いです。

自分はアムロでもシャアでもありません。最初から特別な機体を自由に選べるわけでもなく、部隊へ配備されたモビルスーツの中から任務に合う機体を選びます。

私は、この名もなき一般兵という立場が好きです。

ガンダムゲームでは、有名キャラクターや高性能機を使うことが魅力になりがちです。しかし、『連邦vs.ジオンDX』では、敵として現れるエースパイロットの方が怖い存在です。

こちらが一般兵だからこそ、アムロのガンダムを見たときに「連邦の白い悪魔とはこのことか」と本気で感じられます。

エース機の攻撃力と防御力が本当におかしい

ミッションモードには、アムロ・レイやシャア・アズナブルなどのエースパイロットが登場します。

エースが乗るモビルスーツは、通常の機体より攻撃力と防御力が高く設定されています。特にアムロが乗るガンダムは非常に強く、こちらが攻撃を受けると一気に撃破されることもあります。

初めて相手にすると、「同じモビルスーツのゲームなのに、なぜここまで強さが違うのか」と思うほどです。

ただし、絶対に倒せないわけではありません。

そこがうまいところです。

普通に戦えば圧倒されますが、味方機を利用したり、距離を取ったり、何度も挑戦したりすれば撃破できる可能性があります。

簡単には倒せないけれど、頑張れば手が届く。このバランスが、アムロのガンダムを倒したくなる気持ちを強くします。

配備されたモビルスーツを使い回す機体管理が面白い

ミッションを進めると、自分の部隊にモビルスーツが配備されます。

プレイヤーは、配備された機体の中から任務に合うモビルスーツを選んで出撃します。

ここで大事なのが、機体には耐久値があることです。

任務中にダメージを受けた機体は、帰還後に修理が必要になります。修理が終わる前でも出撃はできますが、耐久値が減った状態で戦わなければなりません。

さらに、高性能な機体ほど修理に時間がかかります。

強いからという理由だけで高性能機を毎回使っていると、本当に必要な高難度ミッションで修理中になり、ジムやザクなどの量産機しか使えない場合があります。

高性能機を使えば常に正解ではありません。次の任務まで考えて、どの機体を温存するか判断する必要があります。

私はこの不自由さが好きです。

自由に好きな機体を選べるゲームも楽しいですが、配備された機体の中で何とかする方が、一般兵として戦っている感覚があります。

失敗して大切な機体を傷つけても、そこで終わりではありません。手元に残った量産機でやり直し、次の任務を乗り越える。その試行錯誤もミッションモードの一部です。

おすすめミッション1|連邦軍「ガンダムを撃破せよ」

連邦編で特に印象に残っているのが、「ガンダムを撃破せよ」です。

盗まれたガンダムを撃破する任務で、連邦編でも難しいミッションとして知られています。

味方機がたくさん出撃するため、味方を囮にしながら敵ガンダムの耐久値を削っていきます。

ただし、味方が次々に撃破されると厳しくなります。長期戦になるほど、こちらが不利になります。

正面から戦うと、敵ガンダムの強さがよく分かります。

こちらもガンダムで出撃するのが無難ですが、別のモビルスーツでクリアを目指すこともできます。

強い機体で確実に攻略するか、好きな機体で何度も挑戦するか。自分で遊び方を決められるミッションです。

私は効率だけで考えるなら、こちらもガンダムを使った方がよいと思います。ただ、量産機や別の機体で撃破できた方が、一般兵として白い悪魔を倒した達成感は大きいはずです。

おすすめミッション2|ジオン軍「敵戦艦を撃沈せよ」

ジオン編で印象に残っているのが、「敵戦艦を撃沈せよ」です。

ホワイトベースを撃沈する任務で、護衛としてカイ・シデンとハヤト・コバヤシのガンキャノンが登場します。

ホワイトベースだけを狙うなら、そこまで難しくありません。しかし、護衛のガンキャノン2機も倒してからホワイトベースを撃沈しようとすると、一気に難しくなります。

任務の目的だけを達成するか、敵をすべて倒したくなるかで遊び方が変わります。

なお、このミッションではハヤトがガンキャノンに乗っています。

私は今でも、「ハヤト、そのガンキャノンはいつ受領したのだろう」と思います。

こうした少し不思議な配役を含めて、昔のガンダムゲームらしい面白さがあります。

後発の『ガンダムvs.Zガンダム』との違い

『連邦vs.ジオンDX』の後に遊ぶ候補になるのが、『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム』です。

『ガンダムvs.Zガンダム』は使用できる機体や時代が広がり、宇宙世紀モードでは有名パイロットの物語やif展開も楽しめます。

一方、『連邦vs.ジオンDX』のミッションモードは、一般兵として配備された機体を使いながら一年戦争を戦うことが中心です。

  • 一年戦争の一般兵として戦いたいなら『連邦vs.ジオンDX』
  • 登場機体の多さや宇宙世紀のif展開を楽しみたいなら『ガンダムvs.Zガンダム』

どちらが上というより、遊びたい内容が違います。

一年戦争だけでなくグリプス戦役や宇宙世紀のif展開まで遊びたい人には、『PS2「機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム」レビュー|今でも最高傑作だと思う4つの理由』の方が合うと思います。

PS2『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム』レビュー|今でも最高傑作だと思う4つの理由
PS2『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム』は今遊んでも面白いのか。宇宙世紀モード、重みのある操作感、覚醒システム、豊富な機体を、長年遊んだ筆者が本音でレビューします。向いている人と今から遊ぶ際の注意点も紹介します。

今から遊ぶ場合の注意点

『連邦vs.ジオンDX』は古い作品なので、今から遊ぶにはいくつか注意点があります。

  • 最新ゲームのような美しいグラフィックではない
  • 現在の高速なVS.シリーズとは操作感が違う
  • オンライン対戦を目的に選ぶ作品ではない
  • 遊ぶための本体や対応環境が必要
  • 中古品はディスクの状態を確認した方がよい

映像の新しさや対戦人口を求める人には向きません。

反対に、一人でミッションを進めたい人、ファーストガンダムの世界へ浸りたい人、量産機を使って一般兵として戦いたい人には向いています。

一人でガンダムの戦場に浸りたい人へ

私はオンライン対戦そのものを否定したいわけではありません。

ただ、ゲームのときくらい人間関係を忘れて、自分のペースで遊びたいと思っています。

勝率やランクを気にせず、失敗したらやり直す。高性能機を傷つけてしまったら、残っている量産機で何とかする。そういう一人用ゲームの方が、私には合っています。

もっと不自由で重い戦場感を味わいたい人には、『PS3「機動戦士ガンダム Target in Sight」レビュー|両腕が吹っ飛んでも蹴りで足掻く、戦場感が最高のガンダムゲーム』も合うと思います。

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PS3ソフト「機動戦士ガンダム Target in Sight」を実体験ベースでレビュー。部位破壊、ビームライフル喪失の絶望感、両腕が吹っ飛んでも蹴りで足掻く面白さ、一人でガンダムの戦場感に浸れる魅力を本音で語ります。

まとめ|一般兵として一年戦争を戦えることが連ジDXの魅力

『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX』は、グラフィックや機体数だけで現在のゲームと比べる作品ではありません。

この作品の魅力は、連邦軍またはジオン軍の一兵士として一年戦争を戦えることです。

  • 配備されたモビルスーツから出撃機体を選ぶ
  • 損傷した機体を修理する
  • 高性能機を使うタイミングを考える
  • アムロのガンダムを強敵として恐れる
  • 失敗しても別の機体でやり直す

エースになって無双するのではなく、一般兵として「白い悪魔」を見上げる。その体験が、このゲームの一番好きなところです。

最新の対戦ゲームが合わない人でも、昔の一人用ガンダムゲームなら楽しめるかもしれません。

すべての人に勧められる作品ではありませんが、一年戦争、量産機、一人用ミッションという言葉に惹かれる人には、今でも思い出してほしい作品です。

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