高校3年生の夏休みは、大学受験に向けてかなり大事な時期です。
ただ、私は「夏休みは朝から晩まで勉強しろ」「遊ぶな」と言いたいわけではありません。
結論から言うと、高校3年生の夏休みで一番大事なのは、無理に特別なことをすることではなく、予定がない日に普段通り勉強し、苦手分野から逃げずに演習することです。
私は浪人経験者ですが、今振り返ると高校3年生の夏休みの過ごし方にはかなり反省があります。
当時の私は、参考書を信じていました。
もちろん、参考書が悪いわけではありません。問題は、参考書を進めるだけで勉強した気になっていたことです。
筆者の本音を言うと、私はかなり受動的な勉強をしていました。
参考書を読んで、分かった気になって、苦手科目はできるだけ見ないようにする。
特に逃げていたのは、英語長文、英単語、国語、古文、漢文です。
今の自分が当時の自分に一言だけ言うなら、こう言います。
とにかく演習だ!!!
高校3年生の夏休みは、特別なことをしすぎなくていい
高校3年生の夏休みになると、「この夏で人生が決まる」「1日10時間以上勉強しないと終わる」といった言葉を見聞きするかもしれません。
もちろん、勉強しなくていいわけではありません。
ただ、夏休みだからといって急に生活を大きく変えすぎると、かなり疲れます。
注意点として、夏休みは受験直前ではありません。
共通テストや二次試験の1週間前なら、やらざるを得ない状況になるかもしれません。
でも、夏休みはまだ少し余裕があります。
ここで無理をしすぎて燃え尽きるより、毎日続けられる勉強の形を作る方が大事です。
試験本番でも特別なことをしすぎない方がいいという考え方は、試験日当日は普段通りでいい|大学受験で平常心を保つための本音アドバイスでも書いています。

高校3年生の夏休みで一番大事なのは、参考書を進めることではなく演習すること
私が高校3年生の夏休みで一番後悔しているのは、参考書を信じただけで、受動的になっていたことです。
参考書を読む。
解説を眺める。
分かった気になる。
でも、実際に問題を解くとできない。
この状態はかなり危険です。
失敗例として、参考書を進めているだけなのに「勉強している」と思い込んでしまうことがあります。
私もそうでした。
特に苦手科目ほど、参考書を読むだけで済ませたくなります。
英語長文を読むのはしんどい。
英単語を覚えるのは地味で面倒。
国語は何を勉強すればいいか分からない。
古文・漢文は後回しでいい気がする。
そうやって、苦手なものから少しずつ逃げていました。
でも、受験で点数を取るためには、読むだけでは足りません。
判断基準は、「その参考書を読んだか」ではなく、「初見の問題を解けるようになったか」です。
参考書の使い方や買いすぎへの注意については、大学受験の参考書は学校の問題集と過去問で十分|買いすぎる前に考えてほしいことでも詳しく書く予定です。

夏休みの勉強時間は1日5時間を目安にする
高校3年生の夏休みにどれくらい勉強すべきか。
私の考えでは、予定がない日は1日5時間を目安にすればいいと思います。
もちろん、もっとできる人はやってもいいです。
ただ、毎日10時間以上集中し続けるのはかなり難しいです。
結論として、夏休みは勉強時間の長さだけで勝負するより、継続できる時間で演習と復習を回す方が大事です。
1日5時間なら、たとえば次のように分けられます。
- 英語長文演習:1時間
- 英単語:30分
- 国語または古文・漢文:1時間
- 数学や理科など得点源の演習:1時間30分
- 復習・間違い直し:1時間
大事なのは、5時間机に座ることではありません。
何を解いたのか。
どこで間違えたのか。
次に同じ問題が出たら解けるのか。
ここまで確認することです。
勉強時間は大事ですが、勉強時間だけで安心するのは危険です。
現役時代にうまくいかなかった場合の浪人判断については、現役で志望校に落ちたら浪人すべきか?浪人経験者が反対する理由でも本音を書いています。

苦手科目から逃げると、夏休み後にかなり苦しくなる
高校3年生の夏休みで一番避けたいのは、得意科目だけをやって満足することです。
得意科目の勉強は気持ちいいです。
解けるから楽しい。
点数も出る。
勉強している感もあります。
でも、苦手科目を放置すると、秋以降にかなり苦しくなります。
私の場合、英語長文、英単語、国語、古文、漢文から逃げていました。
当時の私は、「英語が苦手」「国語が苦手」と大ざっぱに考えていました。
でも、本当はもっと細かく分けるべきでした。
- 英語長文が読めないのか
- 英単語が足りないのか
- 設問の根拠を探せないのか
- 国語の時間配分が悪いのか
- 古文単語が足りないのか
- 漢文句法があいまいなのか
判断基準として、「苦手科目」ではなく「苦手分野」まで分解することが大事です。
社会人になってから大学受験レベルの勉強をやり直したい理由については、社会人が大学受験レベルの勉強をやり直す理由|浪人経験者が共通テストにもう一度向き合う本音でも書いています。

英単語は完璧主義をやめて何周もする
英単語の勉強で、今なら絶対に意識することがあります。
英単語は完璧主義をやめて、何周もすることです。
1周目から全部覚えようとすると、かなりしんどいです。
覚えられない単語が多いと、自分は英語ができないと思ってしまいます。
でも、英単語は一度で覚えるものではなく、何度も見て少しずつ定着させるものです。
英語長文が苦手だった私からすると、単語力不足はかなり大きかったと思います。
単語が分からないと、文構造を考える前に止まります。
文章全体の流れも見えません。
設問の根拠を探す余裕もなくなります。
失敗例として、「長文が苦手」と言いながら、実は英単語を十分に回していないことがあります。
夏休みは、英単語を完璧に仕上げる期間というより、毎日触れて何周もする期間にした方がいいです。
古文・漢文は捨てずに基礎だけでも固める
古文・漢文も、私は逃げていた分野です。
正直、当時はやりたくありませんでした。
現代文以上に何をしていいか分からないし、英語や数学に比べて後回しにしやすい。
でも、今ならこう考えます。
古文・漢文は捨てずに、基礎だけでも固めるべきです。
古文単語、助動詞、敬語、漢文句法。
全部を完璧にする必要はありません。
ただ、基本を何もやらないまま本番に突っ込むのは危険です。
古文・漢文は、ある程度までなら基礎知識で点数の土台を作れる科目だと思います。
注意点として、「苦手だから捨てる」と決める前に、最低限の基礎だけでも固めたかを確認した方がいいです。
遊ぶ日はあっていい。ただし苦手科目から逃げる言い訳にしない
高校3年生の夏休みだからといって、遊びを全部否定する必要はないと思います。
高校最後の夏休みは、一度しかありません。
友達と遊ぶ日があってもいいです。
家族と出かける日があってもいいです。
ずっと勉強だけしていれば後悔しないかというと、そうとも限りません。
筆者の本音として、高校最後の夏休みだから、遊び自体は否定しません。
ただし、メリハリは大事です。
遊ぶ日は遊ぶ。
勉強する日は勉強する。
そして、勉強する日に苦手科目から逃げない。
注意点として、遊びが悪いのではなく、苦手科目から逃げる言い訳として遊ぶのが危険です。
1週間前になれば、嫌でもやらざるを得ない状況になります。
でも、夏休みはまだ立て直せます。
だからこそ、遊ぶ日を作りながらも、予定がない日は淡々と演習することが大事です。
夏休みにやっておきたい勉強内容
高校3年生の夏休みにやっておきたいことは、難しいことではありません。
私なら、次の5つを重視します。
- 英語長文を定期的に解く
- 英単語を完璧主義にならず何周もする
- 国語は時間を測って演習する
- 古文・漢文は基礎だけでも固める
- 間違えた問題を放置しない
結論として、夏休みは「分かった気になる勉強」から「解いて現実を見る勉強」へ切り替える時期です。
もし志望校がある程度決まっているなら、夏休みのどこかで過去問を1年分だけ見てみるのもありです。
必要な人だけでいいですが、過去問は自分の現在地を知るにはかなり分かりやすい道具です。
ただし、赤本を買っただけで満足してはいけません。
大事なのは、解いて、間違えて、どこで止まったのかを見ることです。
今ならAIも弱点分析に使う
今の時代なら、AIも使えると思います。
ただし、AIに答えを出してもらって終わりにするのは違います。
AIは答えを丸投げする道具ではなく、自分の弱点を見える化する道具として使うべきです。
たとえば、英語長文で間違えた問題について、次のように整理できます。
- 単語が分からなかったのか
- 文構造が取れなかったのか
- 本文は読めたが選択肢で迷ったのか
- 時間が足りなくて雑に読んだのか
- 同じテーマの文章で毎回つまずくのか
昔の私は、こういう分析ができていませんでした。
英語が苦手。
国語が苦手。
それで止まっていました。
でも、それでは何を勉強すればいいか分かりません。
判断基準として、AIを使うなら「答えを聞く」のではなく「なぜ間違えたかを整理する」ために使うのが良いと思います。
高校3年生の夏休みは、失敗してもまだやり直せる
高校3年生の夏休みは大事です。
でも、完璧に過ごせなかったら終わりというわけではありません。
私自身、受験勉強で失敗したことはたくさんあります。
参考書を信じただけで受動的だった。
苦手科目から逃げていた。
英語長文、英単語、国語、古文、漢文を後回しにしていた。
それでも、その失敗をあとから振り返ることはできます。
受験後の行動や浪人判断については、国公立大学前期試験が終わった受験生へ|油断せずにやるべきことと浪人判断でも書いています。

大事なのは、失敗したことに気づいたら、その時点で修正することです。
夏休みの途中で「自分は参考書を読んでいるだけかもしれない」と気づいたなら、そこから演習を増やせばいいです。
英単語から逃げていたと気づいたなら、今日から少しずつ回せばいいです。
古文・漢文を捨てかけていたなら、基礎だけでも戻ればいいです。
失敗しても、やり直せます。
ただし、やり直すためには、自分が何から逃げているのかを見ないといけません。
まとめ:高校3年生の夏休みは、演習で現実を見る時期
高校3年生の夏休みは、無理に特別なことをしすぎる必要はありません。
高校最後の夏休みなので、遊び自体も否定しません。
10時間以上も毎日集中し続けるのは難しいですし、メリハリも大事です。
ただし、予定がない日は普段通り勉強する。
そして、苦手科目から逃げずに演習する。
結論として、高校3年生の夏休みで一番大事なのは、参考書を読んで安心することではなく、演習して自分のできない部分を見ることです。
当時の自分に言うなら、やっぱりこれです。
とにかく演習だ!!!
英単語は完璧主義をやめて何周もする。
古文・漢文は捨てずに基礎だけでも固める。
国語や英語長文は、時間を測って現実を見る。
夏休みはまだ立て直せます。
受験直前の1週間前になれば、やらざるを得ない状況になります。
でも、夏休みはまだ大丈夫です。
だからこそ、焦りすぎず、でも逃げずに、演習を積み重ねていきましょう。


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