稚内行き始発のため、すすきののカプセルホテルに前泊した夜

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新千歳空港から札幌へ移動し、ようやく北海道へ来た実感が湧くと思っていました。

しかし、札幌へ着いて最初に感じたのは、北海道らしい広さや静けさではありません。

人の多さでした。

今回の目的地は札幌ではなく稚内です。翌朝の始発で宗谷本線に乗るため、すすきののカプセルホテルへ前泊します。

それでも夕食くらいは札幌らしいものを食べようと、一人ジンギスカンの店を探しました。

ところが、途中で味噌ラーメン山岡家を見つけると、気持ちはあっさりラーメンへ変わります。

その後に泊まったニコーリフレでは、約10年前に訪れた記憶が戻りました。

懐かしさに浸りながら早く寝るはずが、無料マンガを読まないのはもったいないと思い、結局は自分から寝不足になりました。

札幌にも楽しい部分はありました。

ただ、今回の自分が北海道に求めていた静けさとは、少し違う夜でした。

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札幌へ着いたのに、早く静かな場所へ逃げたかった

札幌へ着いて最初に感じたのは、北海道らしさより人の多さでした。

当然ですが、札幌は北海道最大の都市です。

北海道へ来たからといって、駅を出た瞬間から広い大地と静かな空気が待っているわけではありません。

頭では分かっていたはずなのに、今回の自分が北海道に求めていたものとの落差を感じました。

今回の札幌は目的地ではありません。

翌朝の始発で稚内へ向かうための前泊地でした。

気持ちはすでに、翌日の宗谷本線と、その先にある日本最北端へ向いています。

そのため、にぎやかな札幌を観光するより、早く静かな場所へ逃げたい気持ちの方が強くなっていました。

北海道へ来たのに、都会から逃げられない。

札幌が悪いわけではありません。

ただ、今回の旅で自分が求めていた北海道と、到着した札幌の夜が少し違っていました。

人混みから逃げるように本屋へ入った

人混みから逃げるように本屋へ入ると、ようやく街の騒がしさを忘れられました。

本や写真集を見ている間は、周囲の人の多さや声があまり気になりません。

観光地でも、ご当地グルメの店でもない本屋が、旅先での避難場所になりました。

写真集売り場では、金川紗耶さんの写真集を見つけました。

最近の「乃木坂工事中」で見せている狂犬キャラを思い出しながら売り場を見ると、続いて藤嶌果歩さんの写真集も並んでいました。

北海道ゆかりのアイドルの写真集が並んでいる。

観光名所ではない本屋の売り場から、思いがけない形で北海道を感じました。

その間には中田花奈さんの写真集もありました。

金川紗耶さんと中田花奈さんには麻雀のつながりを思い出しましたが、売り場の配置に意図があったのかは分かりません。

ただ、街の騒がしさから逃げ込んだ場所で、自分なりの北海道らしさを見つけられたのは面白い体験でした。

一方で、北海道まで来て本屋にいる場合ではないとも思っていました。

旅先の限られた時間を、本屋で使ってよいのか。

落ち着ける場所にいたい気持ちと、せっかく北海道まで来たのだから何かしなければという焦りがぶつかります。

それでも今振り返ると、この時間は無駄ではありませんでした。

旅先では、有名な観光地だけが意味のある場所ではありません。

そのときの自分を休ませてくれた場所も、旅行の記憶に残るのだと思います。

一人ジンギスカンの予定が味噌ラーメンに変わった

夕食は、すすきので一人ジンギスカンを食べるつもりでした。

ジンギスカン店を探しながら歩いていたところ、「味噌ラーメン山岡家 すすきの店」を見つけました。

その瞬間、気持ちがラーメンへ変わりました。

混雑していたから妥協したわけではありません。

予算を抑えたかったわけでもありません。

その場で味噌ラーメンを食べたいと思っただけでした。

旅行前に考えた計画どおりに食べる必要はありません。

せっかくの一人旅です。その瞬間に食べたいものを選べばよい。

ジンギスカンを探していたはずなのに、私は迷わず店へ入りました。

予定変更ではありますが、失敗したとは思っていません。

むしろ、この味噌ラーメンが学生時代の札幌旅行を思い出すきっかけになりました。

学生時代の普通盛りと、社会人になって選んだフル盛り

最初は、いつもの山岡家だと思いました。

しかし、入ってみると一般的なラーメン山岡家とは異なる、札幌味噌ラーメンを中心とした店でした。

今回はフル盛りを注文しました。

まずはそのまま食べ、途中からコショウ、ニンニク、一味を加えます。

コショウとニンニクはパンチが加わり、味が変わったことが分かりやすかったです。

一味は入れてみたものの、正直なところ、どのくらい味が変わったのかよく分かりませんでした。

それでも、ラーメン自体はおいしく、フル盛りを注文したことに後悔はありません。

そして、目の前のフル盛りを見ていると、学生時代に札幌で食べた喜来登の味噌ラーメンを思い出しました。

当時は学生で、お金に余裕がありません。

メニューの値段を見て、一番安い普通盛りを選びました。

今回は社会人になり、食べたいと思ったフル盛りを注文できました。

旅行中の食事で、値段だけを見て一番安いものを選ばなくてもよい。

その変化は素直にうれしかったです。

社会人になったから何でも自由に買えるわけではありません。

それでも、学生時代より選択肢が増えたことは間違いありません。

今回のラーメンもおいしかった。

学生時代の喜来登の方が記憶に残っているからといって、今回の味噌ラーメンを否定する話ではありません。

喜来登で記憶に残っていたのは山盛りのネギだった

今回のフル盛りには、さまざまな具材が載っていました。

それでも強く記憶に残っていたのは、豪華な具材ではなく、喜来登の山盛りのネギでした。

今回のラーメンにもネギがたくさん載っていれば、さらに自分の好みに近づいたと思います。

自分は思っていた以上にネギが好きらしい。

具材の種類が多いことと、自分が最も好きなものが載っていることは別です。

学生時代は普通盛りしか選べませんでした。

一方、あの普通盛りには、約10年後にも思い出せるほど印象的なネギが載っていました。

喜来登の味や山盛りのネギについては、以前の記事で詳しく振り返っています。

札幌・狸小路の喜来登で味噌ラーメンを実食|ネギ山盛り、でも味は意外とあっさり
札幌・狸小路の喜来登で味噌ラーメンを実食。山盛りのネギ、黄色い麺、あっさりしたスープを正直にレビューします。ネギ好きに向く理由、濃い味好きが注意したい点、2019年訪問時の混雑も紹介します。

夜のすすきのは、今回求めていた静けさとは違った

ラーメンを食べた後、カプセルホテルへ向かいました。

夜のすすきのでは、大声で騒ぐ人が目立ちました。

声かけや勧誘も気になります。

自分としては、ただ放っておいてほしかったです。

北海道の広さや静けさを求めて来たはずなのに、札幌では都会の騒がしさから逃れられませんでした。

札幌の夜は、自分には少し苦手かもしれない。

そう感じました。

ただし、札幌やすすきのを否定したいわけではありません。

大都市としての札幌を楽しむ旅なら、人の多さや夜のにぎやかさも魅力になると思います。

飲食店の選択肢も多く、夜遅くまで楽しめる街です。

今回の自分は、そこへ気持ちが向いていませんでした。

翌朝の宗谷本線へ備え、静かな場所で休みたかった。

札幌が悪いのではなく、今回の自分が求めていたものと、すすきのの夜が合わなかったのだと思います。

ニコーリフレは始発前泊の宿としては十分だった

宿泊したのは、すすきのにあるニコーリフレです。

ロビーでは、湿気を含んだような強い匂いを感じました。

銭湯の匂いにも少し近かったと思います。

カプセル内でも少し匂いを感じました。

一方、カプセルそのものは狭すぎず、広さに大きな不満はありませんでした。

気になったのはコンセントの位置です。

上側に設置されていたため、差した充電器が重さで落ちそうになりました。

充電できないわけではありません。

ただ、もう少し使いやすい位置ならよかったと思います。

設備全体の印象は「まあ普通」でした。

大絶賛するほどではありませんが、始発へ乗るための前泊としては十分です。

この記事はホテル単独の詳細レビューではありません。

宿泊プラン、料金、カプセルの種類、現在の設備は変わる可能性があるため、利用する場合は公式情報を確認してください。

ニコーリフレで約10年前の記憶が戻った

ニコーリフレへ到着して最も印象に残ったのは、以前来た場所だと気づいたことでした。

大浴場とレストコーナーを見た瞬間、「前にもここへ来た」と記憶が戻りました。

以前すすきので利用したカプセルホテルの名前は、ずっと思い出せませんでした。

しかし、ニコーリフレの設備には確かに見覚えがあります。

ただし、以前ここへ宿泊したのかは分かりません。

別のカプセルホテルに宿泊し、ここでは風呂やレストコーナーだけを利用した可能性もあります。

場所には見覚えがある。

しかし、そこで何をしたかまでは思い出せない。

記憶としては中途半端です。

それでも懐かしさはありました。

学生時代は友人とレンタカーで北海道を回りました。

今回は一人で、翌朝の宗谷本線を目指しています。

同行者も、移動手段も、旅行の目的も変わりました。

約10年前の北海道旅行と、今回の一人鉄道旅が同じ場所でつながったようで、少しうれしくなりました。

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始発前泊なのに、無料マンガで自分から寝不足になった

翌朝は始発で稚内へ向かう予定でした。

そのためにカプセルホテルへ泊まりました。

当然、早く寝るつもりでした。

ところが、館内で無料で読めるマンガを見つけました。

無料なら読まないともったいない。

そう思ってしまいました。

少しだけ読むつもりだったのかもしれません。

しかし、マンガを読んだ分だけ、睡眠時間は短くなります。

結果として、翌朝は寝不足になりました。

周囲がうるさくて眠れなかったわけではありません。

カプセルが狭くて眠れなかったわけでもありません。

ニコーリフレで眠れなかったのではなく、自分が寝なかっただけでした。

始発へ乗るために前泊したのに、自分から睡眠時間を削る。

翌朝は、我ながら何をしているのだと思いました。

マンガ代はかかりませんでした。

その代わり、翌日の宗谷本線に備えるための睡眠時間を使いました。

無料だから得をしたとは限りません。

社会人になっても、無料に弱い貧乏性は変わっていなかった

学生時代は、値段を見て一番安い普通盛りを選びました。

今回は社会人になり、食べたいと思ったフル盛りを注文できました。

お金を過度に気にせず、食べたいものを選べるようになった。

そこは学生時代から変わった部分です。

一方、無料で使えるものを逃したくない貧乏性は変わっていませんでした。

セントレアでも、利用できる空港特典は全部使いたいと思いました。

味噌煮込みうどん、生ビール、風呂、カードラウンジを楽しみ、ぼてぢゅうまで利用できなかったことをもったいないと感じました。

札幌では、無料マンガを読まないのはもったいないと思いました。

どちらも「使えるなら使わなければ損」という感覚です。

社会人になってフル盛りを迷わず注文できるようになっても、この貧乏性だけは学生時代から変わっていません。

ただ、使える特典を全部使うことが、旅全体の満足につながるとは限りません。

今回、本当に必要だったのは無料マンガではなく睡眠でした。

次に同じような始発前泊をするなら、無料設備を楽しむ前に寝ます。

少なくとも、今はそう思っています。

まとめ|札幌は楽しかった。でも求めていた静けさとは違った

札幌にも楽しかった部分はありました。

人混みから逃げ込んだ本屋では、北海道ゆかりのアイドルの写真集を見つけました。

一人ジンギスカンの予定は味噌ラーメンへ変わりましたが、社会人になって食べたいフル盛りを選べたことは素直にうれしかったです。

ニコーリフレでは、約10年前の北海道旅行の記憶も戻りました。

宿泊したのか、風呂だけ利用したのかは思い出せません。

それでも、昔の旅と今回の旅が同じ場所でつながったような懐かしさがありました。

一方、夜のすすきのでは、大声で騒ぐ人や声かけが気になりました。

北海道の広さや静けさを求めて来た自分には、札幌の夜は少しにぎやかすぎました。

札幌が悪いのではありません。

今回の自分が求めていた北海道とは違ったのだと思います。

そして、始発へ備えて早く寝るはずが、無料マンガを読まないのはもったいないと思い、自分から睡眠時間を削りました。

社会人になってフル盛りを頼めるようになっても、無料に弱い貧乏性は学生時代から変わっていません。

翌朝は、我ながら何をしているのだと思いました。

ニコーリフレで眠れなかったのではありません。

自分が寝なかっただけです。

こうして寝不足のまま、今回の旅で一番楽しみにしていた宗谷本線へ向かう朝を迎えました。

目的地は宗谷岬です。

それでも、自分が最も強く最果てを感じたのは、宗谷岬ではなく、そこへ向かう宗谷本線の車内でした。

次の記事:本当の最果ては宗谷岬ではなく宗谷本線だった|仕事を忘れて車窓を眺めた旅

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