2021年9月、AppleからiPhone 13シリーズ、iPad mini 6、iPad、Apple Watch Series 7が発表されました。
当時の私は、発表された製品の中でiPad mini 6が圧倒的に一番魅力的だと感じていました。
USB-Cに対応し、Apple Pencilも第2世代に対応。ベッドで使うには大きかったiPad Air 4より小さく、気軽に持てる。発表を見ながら「これこそ欲しかったiPadだ」と思ったのを覚えています。
その後、私は実際にiPad mini 6を購入しました。
しかし、2026年現在の使い方はほぼ動画視聴です。13インチのiPad Airを主に使うようになり、iPad mini 6は所有している端末の中でも売却候補に近くなりました。
発表時に感じた魅力は間違いではありません。ただし、「魅力的な製品」と「自分が使い続ける製品」は同じではありませんでした。
この記事では、2021年当時にiPad mini 6を一番魅力的だと思った理由と、実際に買った後の本音を振り返ります。
2021年のApple発表で一番魅力的だったのはiPad mini 6
2021年9月のAppleイベントでは、iPhone 13シリーズ、iPad mini 6、第9世代iPad、Apple Watch Series 7が発表されました。
新しいiPhoneの発表は毎年楽しみにしていましたが、iPhone 13シリーズは私にとって買い替えを決断するほどではありませんでした。
カメラ性能やディスプレイの滑らかさは進化していましたが、当時の私は「普段使いでどこまで違いが分かるのだろう」と感じていました。
さらに、iPhone 13シリーズはLightning端子を継続。私はiPhoneがUSB-Cに対応したら買うと決めていたので、この時点で見送りでした。
一方、iPad mini 6はUSB-Cに対応しました。小型の本体、Apple Pencil第2世代への対応、ケーブルをほかの機器と共用できる点など、私が欲しかった条件が一気にそろったように見えました。
iPad mini 6に魅力を感じた3つの理由
USB-Cでケーブルを減らせる
私が最も評価したのはUSB-Cへの対応です。
当時から、機器ごとに別のケーブルを持つことを面倒に感じていました。USB-Cなら、ほかのタブレットや周辺機器とケーブルを共用できます。
USB-Cは私にとって、充電速度や規格表の話だけではありません。外出時の荷物と机の上のケーブルを減らし、使うまでの面倒を小さくするための条件でした。
その後、iPhoneでもUSB-Cを重視して買い替えた話は「iPhone 15でUSB-Cを選んだ理由」に続きます。

iPad Air 4よりベッドで使いやすそうだった
当時、私はiPad を使っていました。
画面は見やすく、性能にも不満はありませんでしたが、ベッドで寝転びながら使うには少し大きいと感じていました。
動画を見たり、少し調べ物をしたりするだけなら、もっと小さい方が気軽です。そこでiPad mini 6を見たとき、ベッドでゴロゴロする時間をさらに快適にしてくれそうだと思いました。
これは仕事の効率化でも、創作活動でもありません。かなり怠惰な理由です。
ただ、ガジェットは立派な用途に使わなければならないわけではありません。自分の自由な時間を快適にすることも、十分な購入理由だと思っています。
カメラが大きく出っ張っていない
iPad mini 6のカメラが単眼だったことも好印象でした。
私はスマートフォンやタブレットの大きなカメラ部分を、あまり格好いいとは感じません。テーブルに置いたときにガタつくことも気になります。
高性能なカメラが必要な人には複数のカメラが便利でしょう。しかし、タブレットで本格的な撮影をしない私にとっては、シンプルな方が扱いやすく見えました。
実際にiPad mini 6を買って感じたこと
発表時にはかなり魅力を感じたものの、私はすぐには購入しませんでした。
新しいモデルを待てばもっと良くなる、もう少し安く買えるかもしれない、と考えてしまったからです。
しかし、待てば必ず得をするわけではありませんでした。価格や為替の状況は変わりますし、待っている間はその製品を使えません。
新製品を待てば必ず得をするとは限らない、という失敗は「Apple製品はもう安くなるのを待たない方がいい|iPad miniを待って後悔した話」にまとめました。

最終的にiPad mini 6を購入してからは、小ささそのものには満足しました。動画を見る端末としては気軽ですし、大きなタブレットより持ちやすいのは間違いありません。
一方で、当初考えていた手書きメモは習慣になりませんでした。
手書き自体が嫌いなわけではありません。ただ、CopilotなどのAIを使って文章を整理することを考えると、手書きメモは後から扱いにくいと感じるようになりました。
端末の性能不足ではなく、私の情報整理の方法が変わったことで、想定していた用途が消えてしまったのです。
現在はiPad Air 13インチを主に使っている
現在、私が主に使っているタブレットは13インチのiPad Airです。
大きな画面で動画を見やすく、電子化した本へ書き込むときにも使いやすい。旅行先で情報を集める場合も、画面が広い方が快適です。
2021年当時は「iPad Airはベッドで使うには大きい」と感じました。その考え自体は今も変わりません。
ただ、実際の生活では、ベッドでの持ちやすさより、大画面でできることの多さを優先するようになりました。
その結果、iPad mini 6は動画視聴端末になっています。
小型端末が必要だと思って買ったのに、大型端末の方をよく使う。ガジェット選びは、買う前の想像だけでは分からないものです。
iPad mini 6を買った判断は失敗だったのか
現在の使用頻度だけを見れば、iPad mini 6を買わなくてもよかったかもしれません。
しかし、購入したことを完全な失敗だとは考えていません。
実際に使ったからこそ、自分には小ささより大画面が合っていると分かりました。手書きメモを習慣にできないことも、動画専用端末を複数持つ必要がないことも分かりました。
買い物の判断は、その後ずっと正解であり続けなくてもよいと思っています。
当時の生活には合っていても、使い方や興味が変われば合わなくなることがあります。そうなったら、売却したり、別の用途を探したりすればいい。
失敗を避けるために何も買わないより、試して違ったらやり直す方が、ガジェット好きの私には合っています。
iPad mini 6が向いている人
- 小さくて持ちやすいタブレットを求めている人
- 読書や動画視聴を気軽に楽しみたい人
- 大型iPadを持ち出すのが面倒な人
- 使いたい場所や用途が具体的に決まっている人
- USB-Cで充電環境をまとめたい人
特に、通勤中の読書、旅行中の情報収集、寝室での動画視聴など、使う場面を具体的に説明できる人には合いやすいと思います。
iPad mini 6を見送ってもよい人
- すでに使いやすい大型iPadを持っている人
- 「小さいiPadが何となく欲しい」だけの人
- 手書きメモを本当に続けられるか分からない人
- ブログ作成や写真編集を主目的にしたい人
- スマートフォンと用途が重なりそうな人
私のように大きなiPadを主に使い、スマートフォンも複数持っていると、iPad miniの立ち位置が曖昧になる可能性があります。
「小さいiPadが欲しい」と「小さいiPadで具体的にやりたいことがある」は別です。
購入する場合は、価格だけでなく容量、保証、バッテリー状態も確認した方が安心です。
今ならスペックより用途を先に考える
2021年の私は、USB-Cや本体サイズ、Apple Pencilへの対応を見て、iPad mini 6を一番魅力的だと判断しました。
その判断に間違いはありませんでした。iPad mini 6は、私が求めていた条件を実際に満たしていました。
しかし、今ならスペックを確認する前に、次の3点を考えます。
- どこで使うのか
- 週に何回使うのか
- 今持っている端末では本当に困っているのか
製品の性能より「何に使うか」を先に考える買い替え基準は「Pixel 10aは魅力的。でもPixel 7aからの買い替えは見送る理由」でも整理しています。

新しいガジェットには、生活を変えてくれそうな期待があります。ただ、買っただけでは生活は変わりません。
iPad mini 6は今でも魅力的な端末です。しかし、魅力的だから買うのではなく、自分の生活に置き場所と役割があるかで判断した方が後悔しにくいと思います。
私は今、iPad mini 6を手放すか迷っています。
それでも、2021年に一番魅力的だと感じた自分を否定するつもりはありません。使い方が変わったなら、持ち物も変えればいい。ガジェット選びも、失敗したらやり直せます。



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