Apple Watch Series 3を長く使ってきたが、2022年にSeries 8へ買い替えた。
買い替え前は「まだ動くのに約6万円を払う必要があるのか」とかなり迷った。Series 3でも時計、睡眠測定、タイマーといった基本機能は問題なく使えていたからだ。
それでも、watchOSのサポート終了や画面の小ささ、常時表示に対応していないことが積み重なり、Series 8への買い替えを決断した。
結論から言えば、Series 3からSeries 8への買い替えには満足している。特に大きくなった画面と常時表示は、毎日の使い勝手を変えてくれた。一方で、バッテリーについては今でもApple Watchの弱点だと思っている。
この記事では、Series 3から買い替えた理由、SEではなくSeries 8を選んだ理由、実際に使って分かったメリットと不満、そして2026年時点でSeries 8をどう見るかをまとめる。
Apple Watch Series 3からの買い替えを決めた3つの理由
Series 3を使い続けながら、「そろそろ限界かもしれない」と感じるようになったのは、一つの大きな出来事がきっかけではなかった。小さな不満が少しずつ積み重なっていった。
watchOSのサポートが終わった
Series 3から買い替えようと思った最大の理由は、watchOS 9のサポート対象外になったことだ。
Series 3は古い機種ながら、時計やタイマーなどの基本機能は普通に使えていた。しかし、OSを更新できなくなると、新しい機能や文字盤を利用できなくなる。
Apple製品の魅力の一つは、本体を買い替えなくてもソフトウェア更新によって機能が増えていくことだと思っている。その楽しみがなくなるなら、Series 3を使い続けるよりも、新しいApple Watchへ買い替えるタイミングだと判断した。
Apple製品の購入タイミングについて迷っている方は、こちらの記事も参考になります。

使える文字盤が少なかった
Series 3を使っていて地味に不満だったのが、利用できる文字盤の少なさだ。
雑誌やYouTubeで便利そうな文字盤を見つけても、Series 3では使えないことが何度もあった。Series 3の画面でも時間を見るだけなら困らない。しかし、天気や予定、タイマーなど複数の情報を表示したいと思うと、画面の狭さが気になってくる。
Apple Watchを単なる時計ではなく、必要な情報をすぐ確認できる端末として使いたくなったことも、買い替えの理由になった。
もっとアプリを試したくなった
Series 3を使っていた頃は、主に時計、睡眠測定、タイマーくらいしか利用していなかった。それだけならSeries 3でも十分だ。
ただ、新しいApple Watchの使い方を知るたびに、ほかのアプリも試したいと思うようになった。ストレージや処理能力を気にせず、気になった機能を試せる環境が欲しくなったことも、Series 8を選んだ理由の一つだ。
Series 3の頃は「Apple Watchはこんなものだ」と思っていた。しかし、新しいモデルの使い方を見るたびに、自分が使いこなせていないだけだと気づいた。機種の限界なのか、自分の使い方の問題なのかを切り分けるためにも、新しいモデルへの移行は必要だと感じた。
Apple Watch SEではなくSeries 8を選んだ理由
買い替えを決めたあと、SEとSeries 8のどちらにするか迷った。私は必ずしも最上位モデルを選ぶタイプではない。それでも今回は、Series 3で不満だった部分をきちんと解消するためにSeries 8を選んだ。
Apple Watch Series 9を見送った理由については、こちらの記事で詳しく書いています。

常時表示ディスプレイが欲しかった
Series 3で一番不便だったのは、ディスプレイが常時表示されないことだった。
普通の腕時計なら、腕を大きく動かさなくても目線を向けるだけで時間を確認できる。しかし、Series 3では手首を持ち上げたり、ひねったりしなければ画面が表示されない。時間を確認するために腕を動かすのは小さな手間だが、毎日繰り返すと意外に気になる。
Series 8は常時表示Retinaディスプレイを搭載している。この機能が欲しかったため、SEではなくSeries 8を選んだ。SEには常時表示がない。それが決め手だった。
細い腕で41mmを選んだ
Series 8では41mmモデルを選んだ。私は腕が細いため、45mmでは本体が腕からはみ出して見える可能性があると考えた。
画面の大きさだけでなく、装着したときのバランスも大切だ。実際に着けてみると、41mmでもSeries 3より画面が広く、情報がかなり見やすくなった。
Series 8の41mmモデルは352×430ピクセル、表示領域は904平方ミリメートルだ。大きいモデルを選べばよいのではなく、自分の腕に無理なく収まる範囲で画面の大きいモデルを選ぶのがよいと思う。
健康管理にも使いたかった
年齢を重ねるにつれて、健康診断の数値も少しずつ気になるようになった。Series 8には、光学式心拍センサー、電気心拍センサー、血中酸素ウェルネスセンサー、皮膚温センサーなどが搭載されている。
医療機器の代わりとして使いたかったわけではない。日々の睡眠や運動を記録し、自分の生活を振り返るきっかけが欲しかったのだ。現在も、時計だけでなく睡眠測定やフィットネスの記録に利用している。
Series 3では睡眠測定アプリを使っていたが、処理が遅く、朝に確認するまでに時間がかかることがあった。Series 8では動作が速く、ストレスなく使えている。健康管理の目的で使うなら、処理能力の差は思った以上に体感に影響する。
Series 8を使って分かった良かった点
実際に使い始めてみると、期待していた部分はほぼ期待通りだった。特に大画面と常時表示の恩恵は、毎日の小さなストレスを確実に減らしてくれた。
大画面はやはり正義だった
Series 8が届いて最初に驚いたのは、画面の見やすさだった。本体だけを見たときは、Series 3と比べて極端に大きくなったようには感じなかった。しかし、実際に画面を表示すると差は明らかだった。
文字盤に置ける情報が増え、文字も確認しやすくなった。Series 3では画面の狭さから活用しきれなかった文字盤も、Series 8なら実用的に使える。
スマートウォッチでは、本体を大きくすることより、限られた本体サイズの中で表示領域を広くすることの方が重要なのだと実感した。
常時表示で腕時計らしくなった
期待していた常時表示も便利だった。手首を顔へ向けなくても、少し目線を落とせば時間を確認できる。
腕時計として当たり前に思える機能だが、Series 3ではできなかったため、日常での使いやすさが大きく変わった。派手な新機能ではない。それでも、毎日何度も行う操作が不要になることには大きな価値があった。
41mmでも画面は十分だった
購入前は、41mmでは画面の大きさを十分に実感できないのではないかと少し不安だった。しかし、実際には41mmでも十分だった。
画面は見やすくなりながら、本体が腕から大きくはみ出すこともない。腕が細い人が無理に45mmを選ぶ必要はないと思う。サイズ選びでは、スペック上の画面サイズだけでなく、毎日身につけたときの自然さも確認した方がよい。
Series 8で今も不満なこと
良かった点が多い一方で、今でも気になっていることがある。バッテリーだ。これはSeries 8を選んだ時点で覚悟していたが、実際に使い続けると想像以上に気になる場面がある。
バッテリー持ちは今も弱点
Series 8を使って一番気になったのは、バッテリーだ。購入直後はうれしくて何度も操作していた影響もあると思うが、Series 3より減りが早いように感じた。
特に常時表示を有効にすると、消費の速さが気になる。Appleの公称バッテリー駆動時間は最大18時間だ。高速充電には対応しているが、短い入浴時間だけの充電では十分に回復しないこともあった。
睡眠測定にも使う場合、寝ている間に充電するわけにもいかない。いつ充電するのかを生活の中で決めておく必要がある。私は朝の支度中と入浴中に充電するルーティンに落ち着いた。
省電力モードを使うと買い替えた意味が薄れる
バッテリーを長持ちさせるなら、常時表示を切ったり、省電力モードを使ったりする方法がある。
ただ、私がSeries 8を選んだ大きな理由は常時表示だった。その機能を切ってしまうと、Series 8へ買い替えた意味が薄くなる。高いモデルを買ったのに、バッテリーを気にして便利な機能を使わないのは少し違うと思う。
多少充電回数が増えても、欲しかった機能を使う方を選んだ。このジレンマは今も続いている。
2026年時点でSeries 8をどう見るか
この記事を書いている2026年10月時点で、Series 8の立ち位置は変わってきている。Appleが2026年秋に提供予定のwatchOS 27では、Series 8はサポート対象外となることが発表された。watchOS 26がSeries 8の最終OSになる。
(確認時点:2026年10月。watchOS 27の対応機種情報はApple公式および各メディアの報道に基づく)
これは買い替えを検討している人にとって重要な情報だ。
- Series 3など旧モデルからの乗り換えなら:Series 8でも十分な進化を実感できる。中古・整備済み品で安く手に入れるなら今が狙い目かもしれない
- 長く使いたい(5年以上)なら:Series 9以降を検討した方が安心だ。watchOS 27以降に対応しているため、OSサポートの面で余裕がある
- Series 7・8からの乗り換えなら:急ぐ必要はない。watchOS 26の範囲で使い続けながら、Series 10以降への買い替えを検討するのが現実的だ
私自身は、Series 8を今後も使い続ける予定だ。watchOS 26が最終OSになっても、時計・睡眠測定・フィットネス記録という使い方は変わらない。OSサポートが切れたからといって、すぐに使えなくなるわけではない。
ただ、新しく買うなら、この情報は判断材料に入れておいた方がよいと思う。
現在使っているガジェット全体の整理については、こちらにまとめています。

Series 3からSeries 8への買い替えがおすすめな人
Series 3からSeries 8への買い替えは、次のような人には満足しやすいと思う。
- 常時表示で時間を確認したい人
- より広い画面で文字盤を活用したい人
- 睡眠や運動を記録したい人
- 古いApple Watchの動作や容量に不満がある人
- 中古・整備済み品でコストを抑えて買いたい人
反対に、時計と通知確認だけで満足しているなら、必ずしも高価なモデルへ買い替える必要はない。新しいから買うのではなく、今使っているモデルの不満を解消できるかで判断するのがよいと思う。
また、2026年時点でSeries 8を新品で買うのは難しい状況になっている。中古・整備済み品での購入が現実的な選択肢になるが、その場合はバッテリーの劣化状況を確認することをおすすめする。
まとめ
Series 3からSeries 8へ買い替えて最も感じたのは、「大画面は正義」ということだった。使える文字盤が増え、表示される情報が見やすくなり、常時表示によって腕時計としての使い勝手も改善した。
バッテリー持ちには不満がある。それでも、Series 3で感じていた不満をまとめて解消できたため、買い替えた価値は十分にあった。
2026年時点では、watchOS 27非対応という情報も加わった。これを踏まえると、Series 3など旧モデルからの乗り換えで中古を検討しているなら今が狙い目、長く使いたいならSeries 9以降を選ぶというのが現時点での判断基準になる。
Apple Watchを買い替えるときは、単純に新旧のスペックを比べるのではなく、現在の不満が何なのかを整理することが大切だ。「新しいモデルが欲しい」だけでは買い替え後に違いを感じにくいかもしれない。しかし、私のように画面の狭さや常時表示の非対応に不満があるなら、世代をまたいだ買い替えは生活の小さなストレスを減らしてくれる。
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